2018年9月23日日曜日

ブレードランナー / ブラスター完成への道(完成編)

下地処理の終わった本体を一旦シルバーでペイントします。
後に塗る黒を削ってシルバーを露出させる為です。



全体をシルバーに塗り十分乾燥させたら、次はマスキング作業です。
本体は黒ですが、マットブラックとグロスブラックに塗り分ける為です。



グロスブラックを塗り終わった状態です。



今度はマットブラックを塗るためのマスキング作業です。
意外と手間のかかる作業ですが、
ここで手を抜いてしまうと後で泣きを見るので慎重に作業します。

もっと細かく作業過程を撮影するつもりだったのに、
集中してると写真撮り忘れるのですよね…。



2種類の黒を塗り終わったところで、次はダメージの表現です。
本体のマットブラックに塗った部分をヤスリで削り、下地のシルバーを露出させます。
こうすることで、長い間使い込んだ感じが出てきます。
さらにリアリティを増すため、タミヤから発売されているウエザリングキットを使い、
金属感やサビなど細かい表現を足していきます。



ウエザリングが終わった状態です。
これでも十分な気がしますが、劇中このブラスターの側面は小さなライトが発光しています。



手芸ショップで購入した赤いラインストーンで発光部の代わりにします。
ラインストーン売り場って女子しかいなくて、
ちょっと恥ずかしかったことをここにご報告いたします。(笑)



意外と明るく見えて効果は抜群のようです。
この後グリップのネジ部のペイント、汚しを施し、ついに完成です!



手をかけようと思えば、永遠にかけられますが、
これ以上の費用と時間をかけるなら、最初から高価なバージョン買っとけよ!と言う
本末転倒な事態に陥ってしますので、この時点で完成としました。
それでも中身は空っぽでスカスカの水鉄砲にリアリティーと重厚感がプラスされ、
ディスプレイに十分耐えうるクオリティーになったような気がします。



細かく見ればツッコミどころはいたるところにありますが、
1m離れて見てもらえれば、そんな粗もぼやけてしまうはず!(笑)



一家に一丁「ブラスター」。
あー幸せ。

2018年9月21日金曜日

ブレードランナー / ブラスター完成への道(下地編)

以前購入していたブレードランナーの劇中に、主人公デーカードは使用している
「ブラスター」と呼ばれる銃の水鉄砲。
正式名称「高木型 弐〇壱九年式 爆水拳銃」をようやくペイントしてみました。



分解前の状態です。
いくら造形が素晴らしいとはいえ、水鉄砲らしく半透明な素材でできているので、
ディテールがかなり見えづらくなっています。



ヘラを使って慎重にグリップ部を分解していきます。



あー、やっちゃった…。
接着が強すぎてやはりヒビが入ってしまいました…。



反対側も同じく…。
所詮は水鉄砲程度の素材です。
割れて当たり前!と開き直ります。



成型時に商品の真ん中にできるパーティングラインと呼ばれる
合わせ目の段差をパテで盛ったり、ヤスリで削ったりしながら、
滑らかにしていきます。



ペイントの乗りをよくするための、サーフェイサーを吹き付けながら、
また気になる段差を丁寧に処理していきます。



サーフェイサーを吹き付けるだけで、ブラスターの細かいディテールが
ハッキリと浮かび上がり、思っていた以上に再現されているのが確認できます。



劇中に出てくるブラスターのグリップは深い琥珀色なのですが、
外したグリップはどう見ても安っぽいオレンジ色。



表面をマスキングして、グリップ内側から
クリアレッドとクリアイエローを交互に何度か重ね塗りして、
出来るだけ琥珀色に近づくようにしてみました。

次回は完成編!

2018年9月19日水曜日

新国立競技場・途中経過(2018・9月編)

少々間が空いてしまいましたが、新国立競技場の途中経過のご報告です。



前回は観客席の一番高い場所と思われる場所まで組み上げられていましたが、
数ヶ月経った現在は予想を上回る勢いで作業が進んでいるように見えました。



競技場の高い場所には、観客席を支えるような柱が出現しています。
予想図によれば、この柱の上に観客席を覆うような屋根が付くはずです。



つまり新国立競技場も作業も、ついに観客席の最高地点まで到達したと言うことです。
まだ柱は全外周に設置されていないようですが、
きっと1ヶ月後にはほぼ作業は終わっているかも知れません。

今後もどのような作業が進むのか、注目していこうと思います。

2018年9月17日月曜日

吊り下げ式から自立式へ(完成編)

照明の組み立て作業に取りかかります。


IMG_9959

まずは円形の板の中心点を出します。
大きな板だと中心点を出す作業も意外と大変です。


IMG_9960

ドリルで電源ケーブルの通る穴を開けます。


IMG_9957 

購入したイレクターのパーツです。
このイレクターなる商品、様々なパーツが用意されていて、
アイディア次第でなんでも作れそうな優れもの。


IMG_9958

欲しい高さに合わせて、金ノコで切断します。


IMG_9953

こちらは電飾部分。
今回アームは不要なので外してしまいます。


IMG_9954

ベースプレートに通すため、出来るだけ細くなるように分解します。


IMG_9961

ここまでくれば、パイプもベースプレートの穴も通すことができます。


IMG_9962

電飾部分をパイプの先にはめ込み、強度を増すためしっかり接着します。
電球交換のために開く傘の部分を、FALKLANDの頭頂部の金属パーツと
同じ角度に合わせ、本体を通します。


IMG_9973

そして出来上がったのがこちら!
上出来!
「クララが立った!」ならぬ「FALKLANDが立った!」です。
感動です。(笑)
「FALKLAND」が醸し出す独特の光のグラデーションが
ようやく新居でも堪能できるようになりました。
かかった費用はおよそ5000円程度。
新品購入とは比較にならないほど安価に済ませることが出来ました。

DIYショップ万歳!

2018年9月15日土曜日

吊り下げ式から自立式へ(部材購入編)

引越し時のDIYをもう一つ。


IMG_2939

以前住んでいた天井の高い部屋で使っていたこちらの照明。
ブルーノ・ムナーリデザインの「FALKLAND」というペンダントライトで
ストッキングのような生地と異径の金属リングで構成されたちょっと変わった
お気に入りのデザインの照明です。
ところが引越し先の天井の照明の規格が以前と違うため、
このお気に入りの照明が使えない状況に陥ってしまいました。

なんとか上手い設置方法は無いかと調べていたら、
そもそもこの照明の自立バージョンがあることを発見しました。
しかしお値段が問題外。
ただ自立させるためだけに、また自立版の新品を買うわけには行きません。

そうなれば残る道はただ一つ。
そうそれは自作!
ということで、レッツDIY開始です。

まずは近所のホームセンターを物色して、使えそうな部材を探します。


IMG_9881

円形のこちらの板、ちょうど照明の最大直径と同じサイズです。
ベースプレートに最適です。
まずはこちらを購入決定です。


IMG_9884

なになに?イレクターパイプ?
長さのバリエーションがあって、切断などの加工も楽?
しかも棚作ったり小屋っぽいモノも作れるくらい強度もあるらしい。
と言うことで、これも購入です。


IMG_9883

イレクターのスタンドも売っていました。
これと木のプレートでパイプ建てられそうなので。
これも購入。


IMG_9882

元々の付いていた電球部分は使えないし、さて、電球の固定はどうしようか?と
悩んでいたら、こちらの工事現場で使っているようなライトを発見。
これならいける!と閃いたので、こちらも購入。

次回は完成編!
果たして上手くいくのか!?

2018年9月12日水曜日

テレビ台をDIY!

リアルタイムな更新から程遠いこのブログ。
実は5月に15年ぶりの引越しをしていたので、
その時のDIY作業を今更ながらご紹介しようと思います。

今回購入したのはIKEAのKALLAXシリーズのシェルフユニット
1台はそのまま収納棚に、もう一台はテレビ台に改造して使おうと2台購入しました。


IMG_9593

1台はマニュアル通り組み立てます。
見た目以上に重量があり、起こし上げるのも一苦労です。
購入をお考えの方、要注意です。


IMG_9599

さて、もう一個の改造に移ります。
途中まではマニュアル通りですが、
下から3段目のスペースから作業が発生します。


Print

左が本来のイメージで右が完成イメージです。
完成図の通りに作るにはピンクの横板と水色の縦板を加工します。


IMG_9598

ピンクの横板にガイドラインを引いて切ります。
水色の縦板も同様にレコーダー等の高さに合わせ必要な高さに切ります。


IMG_9601

短くなった横板を乗せるダボ穴を開けます。


IMG_9603

切ったパーツを組み立て、ほぼ完成です。


IMG_9605

テレビを置いて観るとこんな感じです。
この方法だとメーカーにもよりますがサイズ的には
42インチくらいのサイズまでなら収納できそうです。


IMG_9661

数日後に切りっぱなしだった横板の断面をマスキングして、


IMG_9662

塗って色を馴染ませて完成です。

これで本棚とテレビ台を一緒にすることができました。
かなりの本の収納力とぴったりと収まったテレビとレコーダー類に大満足。
ほんのちょっとの作業で、IKEAの家具もオリジナルに変わりますよ。

2018年9月5日水曜日

久しぶりの三陸海岸

夏休みネタもこれで最後の今回は、久しぶりに三陸海岸沿いを走ってきたお話を。


IMG_0139

まずはあまちゃんで有名になった地元・久慈市の小袖海岸へと向かいましたが、
向かう途中からの三陸名物「やませ」(海から吹く冷たい霧)の影響で
視界は悪いは寒いはのダブルパンチ。


IMG_0141

唯一の救いは海水の透明度は高かった事。
海底までしっかり見ることが出来ます。


IMG_0146

あまちゃんに登場した灯台もゲーム「ミスト」の様な若干のホラー感を醸し出している状態。
背後から巨大なモンスターが出てきそうです。


IMG_0153

震災後に建てられた「小袖海女センター」を覗いてみました。
お土産やさんや食堂、展望台などがあり賑わっていました。


IMG_0149

展望台からの景色もご覧の通り…。
晴れて入れば、結構きれいな景色が見られるはずなんですけどねぇ…。


IMG_0150

悲しむおいらをさらに悲しませて癒してくれたのは「小袖海女センター」3階(?)にあった
あまちゃん人形。
漂う悲壮感が可愛さ余って憎さ千倍です。


IMG_0151

海中のウニを発見できる様に発達した異常に大きな目、
ウニの匂いを海中でも嗅ぎ分けられるひび割れた鼻、
ウニをも突き刺す殺傷能力のありそうな尖った髪。
よく見ると右手のウニは宙に浮いています。
北限の海女の潜水能力の他に触らずともウニを捕らえるハンドパワーをも備えた様です。
あまちゃんにはウニのトゲなどもはや敵ではありません。


気分を入れ替えるため、ダメ元で小袖海岸から野田村方面へと抜ける事にしました。


IMG_0154

うーん、やっぱりダメです。
本来なら長い海岸線が見られるはずの「十府ヶ浦」という場所ですが、
やませに覆われ、全く晴れる気配がありません。


とりあえずもう少しだけ進んだところで諦めもつき戻る事にしましたが、
この数年見ていなかった間に震災の復興はかなり進んでいた事に気がつきました。


IMG_0161

流されてしまった町の跡は、公園などに整備され、驚くほど綺麗になっていました。


IMG_0155

トイレ休憩できるポイントも増え、その片隅にしっかり震災遺構も展示してありました。


IMG_0156

流された歩道橋の一部の様です。


IMG_0159

こんなに大きな防潮堤をも軽々と超えて襲ってきた津波の威力を改めて思い知らされました。

綺麗な景色は見ることが出来ませんでしたが、
三陸海岸を襲ったあの出来事をまた思い出す良いきっかけとなりました。
旅行やツーリングなどで三陸を訪れる際は、綺麗な景色を楽しむのももちろんですが、
是非この様な震災遺構にも気を止めていただき、
ほんの少しだけでも想いを馳せていただきたいと思った次第です。