ついにやった!
高度3800mからのスカイダイビングだ!
一生に一度は飛んでみるのも悪くないと思ってはいたけれど、
ついに飛ぶ(落ちる)機会が訪れたのだ!
バイク仲間に誘われて、ついに
年貢の納め時待ちに待ったスカイダイビング。
スカイダイビングが行われるのは、埼玉県桶川市にあるホンダエアポートに隣接している
東京スカイダイビングクラブ。
|
Canon7D+EF24-70mmF2.8L+CanonDPP+Photoshop |
到着して、必要書類に名前や緊急連絡先などの必要事項を書き込んでしばらく待機。
1時間に1本程度飛んでいるフライトの順番が来ると名前を呼ばれる仕組みだ。
もちろん初めてのおいらは当然のタンデム(二人用)でインストラクターに
固定された状態でのダイブ。
|
Canon7D+EF24-70mmF2.8L+CanonDPP+Photoshop
Photo by T.Matsuo
|
まずは体にベルト類をぎゅっぎゅっと取り付けられる。
取り付け時間、およそ5分。
するとインストラクターさんが軽ーい感じで
「飛行機の出口に座ったら両手でストラップを握ってアゴを上げてエビぞりになってくださいねー。」
「時間が来たら合図するので手を開いてくださいねー。」
「着陸する時は一緒に走る感じでねー。」
以上。
|
Canon7D+EF24-70mmF2.8L+CanonDPP+Photoshop Photo by T.Matsuo |
この説明の後、すぐに車に乗り飛行機まで移動。
あれよあれよという間に、気が付けば飛行機の中。
遥か上に見えていたはずの雲がどんどん近づいて来て、いつの間にか雲の上。
そして飛行機で飛ぶこと約20分。
予定の高度(約3800m)に到着したらしく、飛行機後部側面にあるスライドドアが開けられる。
イスの無い飛行機のドアが雲より高い場所で開いてる景色はなんともシュール。
なんて思っていたら最初のソロ(一人)の人達が、
Google Earthの3D表示で見るような世界にみんな次々と消えていく。
あっという間においらの番。
心の準備なんてするヒマも無く、強制的に大きく開いた出口に足を出して座る。
「すげー風だな…。」
と思ったのも束の間、気が付いたらおいらの体は外へ…。
「☆〄○×△♪≒!!!」
言葉にならない…。
そして、とにかく猛烈な加速。
合図が有り、両手を開く。
「うひゃーっ!!すげーっ!なんじゃこの感覚はーっ!ひゃひゃひゃひゃーっ!」
インストラクターさんの腕に取り付けられているカメラが
しっかりおいらの顔を捉えているのが分かったので、何か叫んだやろうと思ったけど、
風圧が凄過ぎて声が出ない、てか息するのがやっとだ。
自由落下すること約30秒。
|
Canon7D+EF24-70mmF2.8L+CanonDPP+Photoshop |
パラシュートが高度約1200mで開いた。
時速約200kmあったスピードがかなりゆっくりしたスピードまでブレーキがかかり、
真下に向いていた視線が横になり、ゆっくりと景色を楽しむ余裕が出てくる。
時折着陸地点までのコース取りの為なのか、はたまたただのサービスなのか
かなりの勢いでスピンすることがあるんだけど、その時体にかかるG(重力)は半端無い。
自由落下している時は手を開く余裕が有ったのに、パラシュートが開いてからの方が怖くて
自分が固定されてるストラップを握り続けてたな…。
|
Canon7D+EF24-70mmF2.8L+CanonDPP+Photoshop Photo by T.Matsuo |
飛行機からダイブしてから約10分。
着地も成功して高度3800mからのダイブが無事に終了。
「ひゃひゃひゃひゃー!こりゃスゲーや!最高だ!」
こいつは病みつきになるのも分かる。
それに高所恐怖症の人でも出来るのも分かる気がする。
よっぽどジェットコスターの方が怖い。
飛行機から飛び出すまでは緊張感があるけど、
飛び出してしまうと高度3800mの空間というのはほとんど現実味がなくて、
落ちていても周りに何も無いので落ちているという感覚があまりしないのだ。
けどコンビニに行くのと変わらぬ普段着で、飛行機に乗って高度3800m地点から時速約200kmで
生身の体でダイブするなんて、非日常ってレベルを遥かに超えた経験なのは間違いない。
結論で言うと、飛ぶ前に思っていたほどの恐怖感は無かったし、
体感できるこの興奮は、間違いなくスカイダイビングでしか経験できないものだと思うな。
スカイダイビング。
これはマジで経験しなくちゃダメ!