津波の犠牲になった親戚の家を訪ね、手を合わせたいというのがおいらの願いだった。
車に乗り、一路三陸海岸を南下する。
子供の頃から見慣れた風景は全く残っていなかった。
大きく頑丈だった防波堤、防風林、鉄道のレール、商店、家、全て消えた。
海岸線を南下すればするほど、被害はもっと甚大になっていく。
形容できる言葉なんて無く、ただ呆然と見る事しか出来なかった。
青空の下に美しく輝くリアス式海岸が、瓦礫と化した町並み越しに見える様はシュールで
何が現実なのか時折混乱しそうになる。
辿り着いた岩手県大槌町。
大きな街は消失している。
骨組みだけ残る親戚の家の前で手を合わせた。
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けど、時折瓦礫の合間を野球のユニホームきた学生が自転車で走っていく姿を見た。
津波に流されて屋根しかないガソリンスタンドが、イスと机だけで営業している姿を見た。
少しずつ、みんな復興に向かって動き始めている。
また来るよ。夏にまた旅にくるよ。
美味しい物食べに、泊まりに来るよ。
がんばれ岩手!頑張れ東北!
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