あの日から

今日であの日からちょうど1年…。

先日、しりあがり寿氏のマンガを買った。

しりあがり寿といえば「ヒゲのOL薮内笹子」や「真夜中の弥次さん喜多さん」などの

シュールなマンガで有名だけど、震災をテーマにしたマンガも出しているのだ。

タイトルはズバリ「あの日からのマンガ」だ。

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あの時の人々の言動を漫画にしたらこうなったって感じで

震災後の日本人の行動が面白くかつ深く描かれている。

思い返してみると確かに自分も含めみんながこのマンガのようだったなって思うよ。

このマンガを読むと自分の行動は正しかったのかなって、とても考えさせられるマンガだ。

それと、4コママンガなのに4コマ全てががれきの絵だけで終わるなど

作者自身がボランティアで見た光景がいかに想像を絶するものだったかが分かる1話もある。

本当に面白いので是非読んでみて欲しいな。

けどさ、あの日から本当にみんな変わっちゃったよね。

いつ来るか分からない地震に怯え、見えない放射能の恐怖に怯え、

この1年で見えてきたのは人の本性だった気がする。

 「絆」って言葉だけが完全に独り歩きしてるよ。

家族を友人を家をそして思い出までも失った人々の苦労と思いは、

決して軽いものじゃないんだけどな…。

あの日から1年。

約2万人もの津波の犠牲になった方々のご冥福を心からお祈りします。