2013年3月24日日曜日

お花見日和…

「今週土曜日の天気は晴れ。気温も上がり絶好のお花見日和になるでしょう!」という
天気予報の言葉を鵜呑みにして、バイク仲間とお花見ツーリングに出かけた。

出発早々「ちょっと寒いな…」と思いつつも
天気予報通りなら気温も上がるはずだし問題ないと信じて
目的の成田国際空港の滑走路のすぐ側にある「さくらの山公園」を目指した。
この公園は名前の通りさくらの名所のようで、しかも飛行機の離発着がかなり間近で
見られるというのでかなり楽しみにしていたのだ。

高速を走り、都内から千葉へ。
「寒い…」
一向に上がらぬ気温…。
どんよりした空…。

無事公園に到着するものの、体が冷え切ってしまい、
たまたま持っていたカイロを急きょ支給する始末。
「うひゃー!滑走路近っ!飛行機でかっ!」と冷えた体でも
目の前に見える成田空港の風景には自然とテンションも上がる。

Canon7D+EF24-70mmF2.8L+CanonDPP+Photoshop

肝心の桜はというと、あまりの寒さに五分咲き…いや三分咲きってところ。
「うーむ、花も咲いてないし、これじゃ(寒すぎて)座ってご飯食べたりは無理だな…」
と言う事で、急いで飛行機の写真だけ撮って近くのコンビニで暖を取り、
結局四街道にあるバイカーズカフェ「BIG ONE」でランチを取る事に。

Canon7D+EF24-70mmF2.8L+CanonDPP+Photoshop

カフェに到着した時には寒さなのか花粉なのか、今度はくしゃみが止まらず
店内に備え付けのティッシュを一箱使い切りそうな勢いだ。
くしゃみに耐えつつ遅めのランチを取り、みんなでダラダラと談笑すること2時間。
結局この日は一度も太陽どころか青空の一部すら見る事もなく、
これ以上寒くなる前にってことで午後3時前に早目の解散…。

おい、天気予報!
何が「絶好のお花見日和」だ!

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2013年3月11日月曜日

知る

約2万人もの尊い命が消えてしまったあの日から、今日で丸2年。
お亡くなりになられた全ての皆様のご冥福を心よりお祈りいたします。

先日映画「遺体/明日への十日間」を観てきた。
震災直後の岩手県釜石市、ボランティアとして遺体安置所の世話役として働いた
元葬儀関係の仕事をしていた男性の実話。



無造作に置かれた泥だらけの遺体。
次から次へと運ばれてくる遺体を前に、言葉を失いただ呆然としていた役所の人々。
遺体に生きている時と変わらぬように優しく接する主人公の言動に
何もすることが出来なかった役所の人々も心を動かされ、
極限の環境の中、遺体に尊厳を持って接し、
声を掛けることで遺族の悲しみを少しでも和らげようと努力していく姿が描かれている。

この映画は泣かせる映画ではない。
事実を知って、知った事で涙が止まらなくなる映画だ。

これだけ真剣に遺体に接してくれた人達の存在を
普通に生活していたら知る事も無く終わってしまっていたと思う。

震災から2年。
薄れていく震災の記憶。

人間は忘れる事が出来るから前に進めるなんて言うけれど、
忘れちゃ行けない事だってあるはず。
知らなくちゃいけない事もあるはず。

東北を訪れて、実際にその目で被災地を見て欲しい。
ニュースや映画も機会があったら観て欲しい。

約2万もの魂の為に風化させちゃいけない。

「知る」事で、きっと復興の手助けになると
おいらは信じています。