2013年8月29日木曜日

岩手お盆ツーリング・2013(キリストの墓アゲイン!編)

8月13日、朝起きると今まで経験した事の無いほどの肩と腰の筋肉痛で目が覚めた。
バイクに乗ろうという気力メーターは完全に「0/ゼロ」である。
午前中の墓参り、午後からの入院中の父親の見舞いも全て車移動にすることで、
肩と腰への負担を抑え、なんとかこの日は乗り切った。

8月14日、まだ若干の筋肉痛は残るものの、昨日に比べれば大分マシだ。
この日は早めに墓参りを済ませ、車である場所へと向かった。

Canon7D+EF24-70mmF2.8L+Photoshop

そう、「キリストの墓」だ。

先月も訪れた場所なのだが、ブログにも載せた「キリスト湯呑み」が欲しいという
リクエストがあったので再度訪れる事になったのだ。

先月は自分の誕生日に訪れ、今月はお盆の真っ最中に訪れるという
めでたいのか罰当りなのか、もうどうでもよくなってきた(笑)

Canon7D+EF24-70mmF2.8L+Photoshop


昼過ぎに到着し、すんなり「キリスト湯呑み」を購入して、
その後もちろん「キリストの墓」もしっかり参拝。

で、今回は以前から気になっていた駐車場近くの売店を覗いてみる事にした。
しかしそこは想像を遥かに越える場所だった!

Canon7D+EF24-70mmF2.8L+Photoshop

売店は閉まっているようだけど、色々と貼紙があるので見てみると…

Canon7D+EF24-70mmF2.8L+Photoshop

店名が「キリストップ」だと…?
「ミニストップ」のパクリだってことは一目瞭然だ。
だが悔しい事によくできている、しかも笑える。
「土曜日&日曜日限定オープン」とある。
どおりで一度も開いているところを見た事がない訳だ。
営業時間は…
「十字架ら三時まで」。
10時から3時までということなのだな…。

隣の貼紙を見てみる。

Canon7D+EF24-70mmF2.8L+Photoshop

「キリストのハッカ飴」。
どうやらここ新郷村の特産品である「ハッカ」を使って作られているようだが、
「墓」と「ハッカ」ををかけて、更には「アーメン」と「飴」をかけた
攻めに攻めたダブルだじゃれで構成されたお土産らしい…。

そしてその下には一見
「INDIANA JONES(インディー・ジョーンズ)」らしきロゴが…。
しかしよく読んでみると…
「INDENEGA SHINGOES(いいんでねぇが!シンゴウ!)」と。

…いいんでねぇがと思います、はい。

そして最後の貼紙。

Canon7D+EF24-70mmF2.8L+hotoshop

「キリストの遺言手ぬぐい」!。
キリストの墓の発見の手がかりになったキリストの遺言書を言われる文章を
忠実に再現してある手ぬぐいらしい。
キリストは日本語で遺言書を書いたのだな…

ここまで来るともはや「浪漫」だ。
「浪漫」という言葉しか浮かばない。

いいんでねぇが、いいんでねぇが。

ハッカ飴も手ぬぐいも、今となってはのどから手が出るくらい欲しいぞ!
この「キリストの墓」がある新郷村がますます好きになったぞ。

岩手お盆ツーリング・2013(本州最北端編)に続く。

2013年8月25日日曜日

岩手お盆ツーリング・2013(本州最東端編)

帰省3日目の8月12日(月曜日)、この日は父親の見舞いはお休みにして、
ちょっとバイクで出かける事に。
目指したのは本州最東端、魹ヶ崎(とどがさき)灯台だ。
調べてみると実家から約120kmほど。
さほど大した距離じゃないし夕方の盆の準備までには余裕で帰ってこられるだろう
という理由で決めた行き先だ。
ところが、この往復約250kmがとんでもない地獄になるとは…。

午前9時過ぎに実家を出発。
渋滞も無く走りは快適そのもので順調に実家から南下。

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写真のような快晴で、ヘルメットの中で鼻歌を歌うほど上機嫌だ。

Canon7D+EF24-70mmF2.8L+Photoshop

しかもこんな素晴らしい景色!
道路のすぐ横が海!
手を伸ばせば届きそうなくらい海が近い!

海沿いを走り終わると、今度は狭い山道に出た。
小川沿いに作られたその道は、静かで緑豊かで走っていて本当に気持ちが良い。
が、走るにつれ道は更に狭くなり、カーブ&勾配もきつくなり、
おいらのでかいバイクでは正直かなり辛かった。

そんな道を越え、ついに魹ヶ崎灯台の入口に到着。

Canon7D+EF24-70mmF2.8L+Photoshop

なんだかとんでもない場所にあるな…(汗
立て看板を読んでみる…
「魹ヶ崎灯台3.8km」
…3.8km!?…往復約8km!…???

マジか…

しかし、ここまで来たからには引き下がる訳にはいかん。
せっかくのブログネタが無くなってしまうじゃないか。
意を決して登り始める。

Canon7D+EF24-70mmF2.8L+Photoshop

するとすぐに現れたのは「熊目撃情報あり」の看板。
ブログネタに命まで賭けなくてはいかんのか…
いや、きっと盆で半分家まで帰りかけているご先祖様達が守ってくれるに違いない。
そう信じて歩き始めた。

かなりの急斜面。
5分で汗だくだ。

Canon7D+EF24-70mmF2.8L+Photoshop

途中に見つけた小さな看板。
どうやら3.11の震災でこの高さまで津波が来たらしい。
木の隙間から見えている軽トラックの大きさで分かると思うけど、本当にかなりの高さだ。
こんな高さまで津波は来たのだと、自分の足で改めてその恐ろしさを知った。

Canon7D+EF24-70mmF2.8L+Photoshop

その後はひたすら写真のような道を歩く。
綺麗な道に見えるが、ここ以外は岩や木の根がむき出しで、
アップダウンを繰り返すほぼ登山道だ。
最東端にある灯台の為になぜここまで辛い思いをしているんだと
自問自答を繰り返しながらとにかく足を動かした。

そして歩く事1時間。
ふひぃー、つ、ついに着いたぁぁ!

Canon7D+EF24-70mmF2.8L+Photoshop

本州で一番東にある灯台・魹ヶ崎(とどがさき)灯台だ!
本州最東端ということもあり、自販機などは無いものの、
東屋やトイレなど施設はしっかり整備されている。

Canon7D+EF24-70mmF2.8L+Photoshop

さすがは本州最東端、東屋からの景色は絶景!

Canon7D+EF24-70mmF2.8L+Photoshop

灯台の横の岩場には本州最東端の碑。

Canon7D+EF24-70mmF2.8L+Photoshop

出来るだけ最東端に!という事で、行けるだけ岩場の端まで行って見えた景色。
足がすくむような高さなので、これ以上は怖くて東に行けない(笑)
当たり前だけど見えるのは空と海だけだ。
地球が丸いのが体感できる。

Canon7D+EF24-70mmF2.8L+Photoshop

横を向くと三陸海岸のリアス式の美しい景色も。
1時間かけて来た甲斐があるってもんだ。
ただ本命の女性をここに誘ってはいけない。
あまりに過酷なので嫌われるのは必至だ!

本州最東端に滞在する事約20分。
ここに辿り着いた時にはすでに午後1時過ぎ。
いかん!盆の準備に遅れちまう!
急いでさっき来たばかりの険しい道をまたたっぷり1時間かけて帰った。

Canon7D+EF24-70mmF2.8L+Photoshop

帰り間際、バイクの写真を撮っている時も脚はガクガクと笑いっぱなし。

そしてこの後、来た道と違う道で帰ろうと考えたのが間違いだった。
選んだ道は来る時の10倍以上もも辛い山道。
リアス式海岸の小さな港と港を繋ぐ古い道路で、登っては下り登って下り、
強烈なヘアピンカーブと想像絶する勾配が延々と続き、
ギアは2速どころか1速じゃなければ上っていけないほどだ。
そんな道を約25km走ってようやく国道へ。
実家までやっと100km地点。
ふーぅ、もう体は限界だ…。

なんとか実家に辿り着いたのは午後5時頃。
腰と肩が経験した事が無いくらいに痛む。
ついでに脚もガクガクだ。
恐るべし「酷道」。

そんな体にムチ打って、そこから盆の準備で車で約50km程走り買い出しに。
帰宅して仏壇の飾り付け、兄貴との夕食作りと、とにかくハード。

明日から数日バイクは乗るまいと心に決めた日でありました。

その他の写真はここをクリック。

岩手お盆ツーリング・2013(キリストの墓アゲイン!編)へ続く。

2013年8月20日火曜日

岩手お盆ツーリング・2013(帰省編)

毎年お盆の恒例になりつつある、バイクで岩手への帰省。
今年も東京の予想最高気温35℃という猛暑の中、
ガソリンを爆発させながら絶え間なく熱を放つエンジンを股間に挟みながら
いざ北上したのであった。

出発したのは8月10日(土曜日)。
この日のゴールは岩手県北上市に住む妹夫婦の家だ。

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朝8時にマンションを出発。
首都高も東北道も思っていたような酷い渋滞も無く順調に進む。
ただ辛いのは、ヘルメットの中で「ふひぃーっ。」と
無意識に声が漏れる程の予報通り高い気温だ。
熱中症にならないよう、出来るだけこまめに休憩&水分補給するように心がけた。

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「向かうは500kmも北の地だ。その内涼しくなってくるだろう。」

その安易な希望はもろくも打ち砕かれた。
福島に入ろうが、宮城に入ろうが、岩手に入ろうが、
高速道路の気温計が表示する気温は大体33℃〜35℃。

「おいNEXCO東日本、温度計壊れてんじゃねーのか?」

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とブツブツ言いながらも、出発してからちょうど500km。
なんとか妹夫婦の住む北上市へ着く事が出来た!
実家に帰る時より200kmほど少ない距離なので、
暑かったとは言え気分的にも肉体的にもかなり楽だ。

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到着後は久しぶりに会う姪っ子と散々遊んで、旨い酒を頂き気分良く就寝。



明けて翌8月11日(日曜日)。
この日は北上市を出発し、安比高原に寄り道してから青森県八戸市の病院に入院している
父親を見舞い、それから岩手県久慈市に入るという約200km走る予定。

朝起きてみると、夏の東北の気温らしい暑過ぎず且つしっかり夏を感じる気温。
クーラー無しでもかなり心地よい。

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寂しがる姪っ子に後ろ髪を引かれながらも午前9時に北上市を出発。
適度な気温も手伝って高速道路の走行は改定そのもの。
あっという間に安比高原到着だ。
緑が優しい!空気が旨い!

所用を済ませて、すぐに青森県八戸市の病院へ。
お昼過ぎには病院に到着して1カ月ぶりに入院している父親と再開。
意外と元気そうだったので一安心だ。
昨晩会った姪っ子(孫)の写真や動画も見せてやったり、
しばらく雑談を楽しんだ後、ようやく実家に向かって出発。

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午後5時過ぎに岩手県久慈市の実家に到着。
こうやって、今年の岩手お盆ツーリングの幕は開けたのだった。

岩手お盆ツーリング・2013(日本最東端編)に続く。

2013年8月9日金曜日

旅の準備

明日10日から始るおいらの夏休み。
今年もバイクで岩手に帰りつつ、適当にツーリングも楽しむつもりだ。
なんだかんだで毎年帰省の度に約2000kmほど走る。
万全を期する為、帰省の前に色々とバイクのメンテナンスを行った。

まずはフロントタイヤ。
スリップサインが2、3ヶ月前からハッキリと出ていて、
もう雨の日には怖くて全く乗れないような状態だったのだ。

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タイヤ交換前に、少しでも見た目が良くなるようにと言う事で
タイヤのサイドウォールの文字を少しずつホワイトマーカーでペイントを施した。
その甲斐あって、かなりレーサーっぽい見た目になった。

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それと、どうせフロントタイヤを新品に変えるのならということで、
同時にリアタイヤも交換する事にした。
しかも今よりさらに太い幅260mmのタイヤだ。
タイヤの太さの違いは写真の通り。(左が純正240mm、右が260mm)
ちょっと分かりづらいかもしれないけど、
ナンバープレートの幅とタイヤのはみ出してる量を比べてみれば分かるかな?
たかが20mmの差だけど、実際に見てみると写真以上のかなりのボリューム感。
元々ブリッブリのV-RODのお尻回りが、更にボリューミーでセクシーになった。

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それとネットで発見したすでに絶版になっている
ハーレー純正のV-ROD用ローダウンサスペンション。
運良く手に入れる事が出来たので、これもついでにインストール!
うぉ!かなり下がった!(汗…
よく見て見るとこのサスペンション、なんと「FOX」社製じゃありませんか!
MTB界では知らぬ人は居ないであろう有名なサスペンションメーカーだ。
ブーツ部分もアルミの削りだしになっていたり、見た目もクオリティも申し分なし。
MTBも大好きなおいらとしては嬉しいし、なんだか安心だ。

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そして最後にオイル交換だ。
使用したオイルは「MOTUL 300V」。
前回使用してかなり印象が良かったので、今回も使う事にしたのだ。

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さて、こうして一通りメンテナンスの済んだおいらのV-ROD。
心置きなく安心して走る事が出来る。
今年の夏休みは約1週間。
どこ走りに行こうかな。

2013年8月1日木曜日

お土産

先日あの有名な映画祭に仕事で行った友人からお土産をもらった。
「あの有名な映画祭」とはズバリ…

「カンヌ映画祭」だ!

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お土産でもらったのは写真を見てもらえば分かる通り、
その辺で無料で配ってそうな見た目何の変哲も無いボールペン&ライターだ。
しかし映画が大好きなおいらにとっては、
この「FESTIVAL DE CANNES」というロゴが入っているだけで
そのありがたみは軽く見積もっても100倍には跳ね上がる!

実はこのお土産をくれた友人のおかげで、
うっすらカンヌ映画祭に関わる仕事もする事も出来たのだ!
(ガッチリじゃなくうっすらってのがポイントw)
おいらの作った物がカンヌに!

お土産のボールペンとライターを眺めながら
数日ほどニタニタする日々を楽しみましたよ。