今回は出発時にはバイク3台、途中から車1台2名が参加という、
ちょっと変わった編成での旅。
天気も良く順調に北上していましたが、福島県に入った頃から容赦ない気温に見舞われました。
高速道路に表示されている気温は常に「37℃」。
そしてついにこの旅最初のトラブルが…。
「仙台手前の菅生PAで牛タンランチ!牛タンランチ!」を合言葉に走っていましたが、
その菅生PA手前数キロ地点で、1名が熱中症で緊急ピットイン。
小一時間ほど休憩を取り復調を待ちました。
再出発するものの、その後の容体も心配なので出来る限り細かくPAに止まり
水分休憩を取りながらゆっくり北上です。
気が付けば数時間遅れで追いかけて来ていた車の二人とも
岩手の前沢SAで合流できてしまったほどです(笑)。
そして約10時間ほど時間をかけて辿り着いた松尾八幡平ICで下車すると、
今度は想像もしていなかった敵に遭遇することになります…。
真っ白な霧、そして「18℃」という真夏には考えられないような気温です!
ついさっきまで、熱中症になるほどの暑さと戦っていたのに、
たった数時間後には視界不良と猛烈な寒さとの戦いになるとは誰が想像していたでしょう。
気温18℃での風通しの良い夏用メッシュジャケットは、
例えるなら真冬に真っ裸で走っているんじゃないか思うほどの寒さなのです。
そしてどこを走っているのか分からなくなる恐怖!
極寒の霧の地を素っ裸で彷徨うなんて、
どんなB級ホラー映画でもなかなかお目にかかる事の無い設定です。
熱中症でダウンしかけた友人も、ついには「温かい湯船に浸かりたい」と、
どんなコントだよ!というセリフを口にさせたレベルの寒さです。
そんな灼熱地獄から極寒地獄をたった1日で味わったイーハトーブツーリングの初日。
夜9時に安比高原の秘密基地に無事に到着し、宣言通り温かい湯船に浸かり、
軽く無事到着の乾杯を済ませ、床に着いたのでありました。
画像が少ないのは、途中で写真を撮ろうという気力も起きなかったという
過酷さの証です(笑)。
イーハトーブツーリング(2日目)に続く。
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