「第20回文化庁メディア芸術祭」に行ってきました。
「文化庁メディア芸術祭はアート、エンターテインメント、アニメーション、
マンガの4部門において優れた作品を顕彰するとともに、
受賞作品の鑑賞機会を提供するメディア芸術の総合フェスティバルです。
平成9年度(1997年)の開催以来、高い芸術性と創造性をもつ優れたメディア芸術作品を
顕彰するとともに、受賞作品の展示・上映や、シンポジウム等の関連イベントを
実施する受賞作品展を開催しています。」(メディア芸術祭HPより抜粋)
しかもこの芸術祭、入場無料なのです!
アート部門には、テクノロジー満載の不思議な受賞作品が展示されています。
こんな回転しながら空中に浮遊する球体のオブジェや、
滑らかに動くヒューマノイドや
石の種類と年代を自動で判別し分類する機械等、
不思議だけどじわじわと面白い展示でした。
アニメーション部門では昨年の大ヒットアニメーション「君の名は。」が上映されていました。
その他海外の作品も独創的で素晴らしいものが展示されていました。
漫画部門は石塚真一作「BLUE GIANT」や大友大洋作「Sunny」の原画などが
数多く展示され、無料で読めるコーナーも設置されていました。
そしてエンターテインメント部門には、
「Pokemon GO」の世界をAR体験できる展示や
実際には同じ通路をぐるぐる回って歩いているのに、
まっすぐ歩いていると感じるVR体験作品など、
実際に自分で体験できるものや、
プロジェクションマッピングなど
最近ネットやテレビで耳にするようなテクノロジーを使った
エンターテインメント作品が展示されていました。
そしてそのエンターテインメント部門で大賞を取ったのが「シン・ゴジラ」!
個人的にこれが見たくて行ったようなものです。
何と言っても映画製作時に作られた、ゴジラの設定画やひな型が見られるのです!
原画です!
完全に初代ゴジラの首の角度です!(マニアのみ理解できるはず)
あぁ第二形態の通称「蒲田くん」!
なんて細かい造形…。
こちらは第三形態の通称「品川くん」。
お手てが生えてキモ可愛い!
そして第四形態「ゴジラ」!
設定時の雛形なので、まだ手が上向きではなく、従来の向きのままなのが分かります。
第五形態と呼ばれるラストに登場する謎の物体。
こちらは映画で実際使われたモデルらしいです。
しかし、これら雛形のディテールには息を飲むほど魅了されてしまいます。
初代ゴジラを踏襲しつつ、破壊、恐怖、絶望が見事に表現された「シン・ゴジラ」。
雛形を見て改めてその迫力に驚きました。
しかし今回の展示はこの雛形だけではありません。
なんと全高約2メートルほどの大きなゴジラ像!
「メディア芸術祭」と言いながら、ほとんどゴジラの話で終わってしまいますが、
それほどゴジラファンにも十分見応えのある展示だと思います。
もちろん他にも素晴らしい作品も多数展示してありますので
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