2017年8月30日水曜日

ようやく完成

薪ストーブのオーバーホールや掃除など、
秘密基地のメンテナンスの数々もある程度こなし、
だいぶ快適な環境に近づいてきました。

そして以前から計画していたテレビ台の制作も
ついに完成させる事ができました。
おいら自ら設計し、半年ほど前に職人さんに
制作をお願いしていたテレビ台がようやく届きました。


テレビ台

想像以上の重さに、かなり苦労させられましたが、
兄と二人でなんとか無事に秘密基地内に搬入。


テレビ台

他の家具と合うように、ヴィンテージ風な塗装を施しました。


テレビ台・引き出し

引き出しにはワインの空箱を利用しています。
箱にも台と同じ塗装を施しています。


テレビ台・引き出し

そして取っ手もゴールドのヴィンテージ風なものをチョイスして取り付け。
ちょっとサイズ的に小さい感じもしますが、無いより100倍マシなので良しとします。


100円ショップシール

100円ショップで購入したシールを


アンティーク・ミラー

アンティーク調のミラーに貼り付け、その他のポスターやらライトやらを配置し…


完成

テレビの周りはこんな感じに完成です!

100円ショップのシールを貼ったミラーも
このくらいの距離で見てれば粗も気にならないレベル。
結構雑に塗装したテレビ台も、
意外と雰囲気のある仕上がりのように見えてきます。(笑)

中腰での作業で何度も何度も酷い腰痛に襲われながらも、
長い時間をかけてようやく完成の日を迎えました!
以前に増して、リラックスできる空間に仕上がった気がします。
みんな遊びに来てねー。

2017年8月28日月曜日

続・薪ストーブのオーバーホール・煙突掃除編

薪ストーブの分解・清掃・ガスケット交換などを済ませ、
残るは煙突掃除です。
かなり前に一度だけ掃除をしていますが、
はるか記憶の彼方と言ってもいいほど前のこと。

煙突掃除

そんな未知の汚れを宿した煙突を
恐る恐る外します…。


煙突掃除

ぶわっっさーっ!

地面に置く振動だけで、かなりの煤が煙突から落ちてきます。
更にブラシで掻き出すと、あっという間にコンビニ袋がずしりと重くなるほどの煤が
煙突から湧き出してきました。
写真も撮りたかったのですが、飛び散る粉塵を前にそんな余裕もありません。
ウオォォッ!、ブハァァッ!と頭から煤を被りながら、ひたすら忍耐の作業です。


煙突掃除

分かりづらいですが、これがきれいになった煙突の内側。
掃除する前は、内側に毛羽立つような煤が全体にびっしりと張り付いていました。
こうしてキレイにすることで、燃焼した空気が抵抗なく流れ、
燃焼効率が向上するわけです。


煙突掃除・完了

建物の内と外にある煙突を全て掃除して、最終的に全て組み立て直して完成です。

使用頻度が低いからと手を抜いていたメンテナンスですが、
結果パーツのサビ・劣化・破損、大量の煤や灰の汚れなど、
目に余る状態が確認できました。
メンテナンスを終え、一見綺麗に見えるストーブですが、
改めて見ると表面のサビもかなり気になります。
あぁ、終わりなきメンテナンスの旅…。
これで終了かと思っていたメンテンンスですが、
冬になる前にもう少し手をかけようと思います。

2017年8月20日日曜日

続・薪ストーブのオーバーホール

前回7月に続き、薪ストーブ(DutchWest社製FA265)のオーバーホール作業を
夏休みの帰省時を利用して完了させてきました。
いやぁ、思っていた以上に大変な作業でした。

まず、高温で割れて反り返ってしまった燃焼室の「Grate」と呼ばれる
底板の交換です。

Dutchwest FA-265 Grate

いかに高温で酷使していたか一目瞭然です…。


Dutchwest FA-265 Grate

交換後の画像がこちら。
当たり前だけど真っ平ら。(笑)
これで薪を入れた際の、薪の安定感に違いが出そうです。


Dutchwest FA-265

さて次は分解です。
煤で汚れている箇所、劣化したガスケット(ロープ状のパッキン)の付いているパーツを
ストーブ本体から取り外し、古いガスケットの除去、掃除、ガスケットの交換と
一つのパーツに対しても、かなりの作業が発生します。
一番左奥の天板パーツの裏側は、煤で真っ黒に汚れ、
ガスケットは劣化してボロボロ。
密閉性など全く無くなっていたのでは?と思うような状態でした。


Dutchwest FA-265

その天板をスチールブラシなどで、
ゴシゴシと煤やガスケットを止めていたセメントを剥がし綺麗にします。


Dutchwest FA-265

清掃後、新品のガスケットをセメントで貼り戻していきます。
これと同じ作業をフロントドアにも行います。
今回サイドドアのガスケットは問題なさそうだったので除外です。


Dutchwest FA-265

さらに本体内部の汚れた部分で外せるものは外し、スチールブラシで綺麗に磨き上げます。
こうして作業してみて初めてメンテナンスの重要性が分かるというものです。


Dutchwest FA-265

使用頻度がさほど高くないので、ほっからかしにしていた代償は
後々大きくなって帰ってきます。
この薪ストーブも内部にかなりのサビが発生し、ネジの固着やパーツの破損等など
想像をしていなかった事態がかなり起こりました。


Dutchwest FA-265

泣く泣く交換を諦めた箇所もありますが、
とりあえず出来る箇所はすべて清掃&交換。
怪しい場所(笑)も出来る限りの対処を施し作業完了!
煤や灰の掃除で内部の空気の流れが良くなった上に、
密閉性が高くなったことで、燃焼効率は以前に比べると、格段に高くなったはずです。

次回は煙突掃除編!

2017年8月1日火曜日

吉田博展

近所なのに、実は行ったことのなかった「損保ジャパン日本興亜美術館」で開催されている、
「吉田博展」を鑑賞してきました。

吉田博

この「吉田博展」は前期と後期に分け、展示作品を変えながらの開催のようですが、
おいらの行った7月30日(日曜日)は前期の最終日。

いやー、すごい。
基本的にこの「吉田博」は木版画で有名な画家さんですが、
初期のスケッチや水彩画もとんでもないクオリティです。
しっかりとした下絵に、繊細に重ねられた水彩絵の具が作り出す色彩は、
今まで見たこともない淡い奥行きのあるものでした。

吉田博

木版画に至っては、常識を完全に覆されてしまうほどの衝撃でした。
水彩画同様の淡く奥行きのある色彩、細かな描写。
同じ版を使いながらも、色を変えることで、朝焼け 昼、夕暮れを表現してするなど、
全く新しい木版画の世界を感じます。


吉田博

この水の躍動感、透明感、空気感。
これが版画だとはにわかに信じられません。

他にも多数の作品が展示してありましたが、
高山や日本の名所、世界各地の景色、その全ては本人が自分で足を運んでスケッチし、
のちに描き出した作品だそうです。
全ての作品から、彼が見たであろう景色の空気感が伝わってきます。

久しぶりに見ごたえのある素晴らしい展覧会でした。
当たり前の話ですが、印刷物やモニターでは、この素晴らしい色彩素晴らしさは
到底伝わるものではありません。
興味ある方は是非その目でお確かめください!

リンク:
生誕140年吉田博展  山と水の風景