安比滞在中は林道三昧で遊んでばかりかと思われそうですが、いつものメンテナンスやDIY作業もしっかり行なっていました。
作業が止まっていた古い棚のリノベーションにようやく着手しました。
本来なら、このような6角形のガラスが欲しかったのですが、業者に見積もりをお願いしところ2枚で4〜5万円というお値段。想像していたよりかなり高い金額に戸惑います…。
そこで試しに角のカットを無くした只の3角形で再度見積もりをお願いすると、なんと料込みでも金額は2枚で12754円までダウン!角のカットを無くすだけでこれほど安くなるとは…。
しかし只の3角形ということは、角のカット、切断面の処理も自分でしなければいけないということ。差額数万円に相当する作業が自分で出来るのだろうか…という不安もありましたが、ここは腹をくくってガラスカッターと砥石も購入。両方で2千円もしない金額でした。
ガラスはこのような状態で届きました。
慎重にガラスを取り出し、切り落とす部分にマーカーで線を引きます。
こちらがガラスカッター。先にダイヤモンドの刃が付いているだけかと思っていましたが、中空の本体に灯油を入れて、切る際に刃から灯油をガラス表面に塗布しながら切るのだそうです。
取説をしっかり読み、薪を定規代りにガラスカッターを慎重に動かしていきます。「カリカリカリカリ…」という小さな音と共にガラスの表面に灯油が浸透した細い溝が現れます。
そして溝に沿ってガラスを割る作業に移ります。
直接プライヤーでガラスを挟むのはなんとなく怖いので、段ボールを間に入れて挟みました。そのまま下方向に力を入れると「パキッ!」と音を立てて割れました。
想像以上にあっけなく割れます。
上手く6角形になりました。
コツがつかめればこっちのものです。同じ作業を繰り返し、あっという間にガラス2枚、計6箇所の切り落としを完了。
その後は鋭利な切断面に砥石で角を取るように磨き、仕上げます。
今回は#800くらいの砥石を使用しましたが、手を切らない程度の面取りならば、もっと番手の低い砥石の方が作業の効率は良さそうな気がしました。
カットしたガラスを棚にセットしてグラスを並べてみます。サイズも全く問題なくピタリと収まりました。
初めてのガラスカットに少々緊張しましたが、思っていたより力も要らず、簡単な作業でした。切ったばかりのガラスの断面での怪我にだけ注意すれば誰でもできる作業な気がします。
かなり大雑把な作業ではありますが、DIYでガラスの作業をお考えの方の参考にでもなればと思います。
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