先日、友人の塗装工房にお邪魔して、パウダーコーティングを体験させてもらってきました。
パウダーコーティングとは日本語で「粉体塗装」と言い、
文字通り細かい粒子を吹きかけて金属をコートする塗装方法です。
静電気の力で金属に粉末が付着し、
その後オーブンで加熱することで均一な塗膜が形成されるといものです。
今回は手元にあった塗装が傷だらけのバイク用のラゲッジラック(荷物置きラック)を
自らの手でパウダーコーティングしてきました。
まずはサンドブラスターで古い塗装を剥がします。(元のラゲッジラックの写真を撮り忘れてた!)
かなり地味で時間のかかる作業ですが、
ここで手を抜いてしまうと仕上げのオーブンで塗膜が浮き上がってしまうらしいので
丁寧に剥がします。
次に下地剤を吹き付けます。
思っていたより薄く塗るのがコツらしいです。
下地剤が乾くまで、一緒に来た友人のステッカー作りのお手伝いです。
ネイティブアメリカンな柄のステッカーが欲しいということで
急遽ネットで好みの柄を探して、Macでトレース。
少しアレンジを加えてカッティングプロッターで出力。
ステッカーの余分な部分を慎重に剥がし、
ヘルメットに転写していきます。
デザインから完成まで約1時間。
無地だったヘルメットに柄が入り、オリジナリティが一気にアップしました。
そんな作業をしている間に、下地剤が乾いたようなので、
パウダーコーティングの工程に移ります。
あー、こういうペイントブースって憧れ。
一家に一室、こんな部屋が欲しいものです。(笑)
塗る対象物と塗装用のガンに電極をつなぎ、静電気が発生するようにします。
このペットボトルのような容器内にパウダー状の塗料が入っています。
今回はシルバーにしたいので、もちろんシルバーのパウダーを装填します。
トリガーを引くと、「ほわぁぁ」っという感じでパウダーが噴き出してきます。
それを満遍なくラゲッジラックに吹き付けます。
吹き付け終わったら、今度はオーブンに入れて焼きこみます。
残念ながらこの日は時間に余裕がなく作業はここまで。
後日、友人がシルバーに焼きあがったラゲッジラックに、
さらにクリアコートで仕上げてくれました。
完成品がこちら。
元の傷だらけの黒いラゲッジラック(元写真なし)が、見事に綺麗なシルバーに変身しました。
こういう本格的な塗装を体験するのは初めてでしたが、
非常に楽しい経験でした。
自分で行う缶スプレーの塗装より、雲泥の差のクオリティーにも大満足です。
この友人の塗装工房、持ち込み体験型の塗装教室なんかも画策中らしいので、
もし決まったようなら、みなさんにもお知らせしますね。
塗装、楽しい!\(^o^)/
0 件のコメント:
コメントを投稿