2012年9月17日月曜日

勘違い

三連休だというのに仕事をしたり呑んだくれていたら、あっという間に最終日。
バイクで軽く流そうかなぁなんて思ったりもしたものの、
雲行きが怪しかったので大人しくパンクした自転車のチューブ&タイヤ交換。

この半年で2度もパンクしているおいらの自転車。
チューブを替えてもすぐパンクするって事は、
やはりタイヤに何かが刺さっているのだろうという結論に達し、
今回はチューブのみならずタイヤも購入してリアは全て交換することにしたのだ。

Canon7D+EF24-70mmF2.8L+CanonDPP+Photoshop

今回用意したのは
チューブ:MAXXIS ウェルターウェイトチューブ 26x1.0~1.25 仏式バルブ
タイヤ:MAXXIS DETONATOR FOLDABLE 26x1.25 ブラックxブラック 26x1.25

Canon7D+EF24-70mmF2.8L+CanonDPP+Photoshop

早速取り付け開始。
何度もやっている作業なので慣れて手つきで問題なくホイール、タイヤ、チューブを外す。
タイヤのロゴとホイールのロゴが綺麗に見えるような角度に位置を決めて取り付け。
ところが作業の途中で、あることに気が付いた。
「タイヤ細くね?」

Canon7D+EF24-70mmF2.8L+CanonDPP+Photoshop

慌ててフロントのタイヤを確認すると…
やっちまった…フロントのタイヤのサイズは26x1.5
26x1.25ではないのだ!
いつの間にか自分のタイヤのサイズを1.25と勘違いしたまま完全に信じ込んでいたらしい。
全く何の疑いも持たずに1.25タイヤとチューブを買ってたもんな。

しかしここまで来て、またチューブとタイヤを再度購入するのも馬鹿馬鹿しいし面倒くさい。
綺麗にホイールに収まってるし、走るにも問題は無いはずのなのだ。

「よーし、このままで行こう!前後でタイヤの太さが違うけど、
フロントはグリップ重視で、後ろは細く軽くで漕ぎ出しが楽になるはずだ!」

こういう時にすぐ諦めの付く自分の性格に感謝だ!
バカの頭は単純なのだ。

Canon7D+EF24-70mmF2.8L+CanonDPP+Photoshop

出来上がった自分の自転車を後ろから眺めてみると…
「細っせーなー(笑)」
その細っせータイヤの乗り心地を感じるべく、とりあえずテストライドへ出てみた。
軽い、確かに漕ぎ出しは軽い。
けど、思っていた通りちょっと乗り心地は固い、それに若干不安定に感じる。
タイヤが細くなった分、エアボリュームが減ったせいだろうな。

Canon7D+EF24-70mmF2.8L+CanonDPP+Photoshop

横から見ても明らかにタイヤの厚さが違うもんね、当たり前だけどさ。
まぁ全てすぐに慣れてしまうんだろうな。
とりあえずこれで当分乗りますよ。

街で見かけても「あ!あいつタイヤのサイズ前後で違うぜ。だっせ。」とか思わずに
どうか暖かい眼差しで見てくれることを希望するのだ。

2012年9月10日月曜日

高度3800mより

ついにやった!
高度3800mからのスカイダイビングだ!
一生に一度は飛んでみるのも悪くないと思ってはいたけれど、
ついに飛ぶ(落ちる)機会が訪れたのだ!

バイク仲間に誘われて、ついに年貢の納め時待ちに待ったスカイダイビング。

スカイダイビングが行われるのは、埼玉県桶川市にあるホンダエアポートに隣接している
東京スカイダイビングクラブ。

Canon7D+EF24-70mmF2.8L+CanonDPP+Photoshop

到着して、必要書類に名前や緊急連絡先などの必要事項を書き込んでしばらく待機。
1時間に1本程度飛んでいるフライトの順番が来ると名前を呼ばれる仕組みだ。
もちろん初めてのおいらは当然のタンデム(二人用)でインストラクターに
固定された状態でのダイブ。

Canon7D+EF24-70mmF2.8L+CanonDPP+Photoshop
Photo by T.Matsuo

まずは体にベルト類をぎゅっぎゅっと取り付けられる。
取り付け時間、およそ5分。
するとインストラクターさんが軽ーい感じで
「飛行機の出口に座ったら両手でストラップを握ってアゴを上げてエビぞりになってくださいねー。」
「時間が来たら合図するので手を開いてくださいねー。」
「着陸する時は一緒に走る感じでねー。」
以上。

Canon7D+EF24-70mmF2.8L+CanonDPP+Photoshop
Photo by T.Matsuo

この説明の後、すぐに車に乗り飛行機まで移動。
あれよあれよという間に、気が付けば飛行機の中。
遥か上に見えていたはずの雲がどんどん近づいて来て、いつの間にか雲の上。

そして飛行機で飛ぶこと約20分。
予定の高度(約3800m)に到着したらしく、飛行機後部側面にあるスライドドアが開けられる。
イスの無い飛行機のドアが雲より高い場所で開いてる景色はなんともシュール。
なんて思っていたら最初のソロ(一人)の人達が、
Google Earthの3D表示で見るような世界にみんな次々と消えていく。

あっという間においらの番。
心の準備なんてするヒマも無く、強制的に大きく開いた出口に足を出して座る。
「すげー風だな…。」
と思ったのも束の間、気が付いたらおいらの体は外へ…。
「☆〄○×△♪≒!!!」
言葉にならない…。
そして、とにかく猛烈な加速。
合図が有り、両手を開く。
「うひゃーっ!!すげーっ!なんじゃこの感覚はーっ!ひゃひゃひゃひゃーっ!」
インストラクターさんの腕に取り付けられているカメラが
しっかりおいらの顔を捉えているのが分かったので、何か叫んだやろうと思ったけど、
風圧が凄過ぎて声が出ない、てか息するのがやっとだ。
自由落下すること約30秒。

Canon7D+EF24-70mmF2.8L+CanonDPP+Photoshop

パラシュートが高度約1200mで開いた。
時速約200kmあったスピードがかなりゆっくりしたスピードまでブレーキがかかり、
真下に向いていた視線が横になり、ゆっくりと景色を楽しむ余裕が出てくる。
時折着陸地点までのコース取りの為なのか、はたまたただのサービスなのか
かなりの勢いでスピンすることがあるんだけど、その時体にかかるG(重力)は半端無い。
自由落下している時は手を開く余裕が有ったのに、パラシュートが開いてからの方が怖くて
自分が固定されてるストラップを握り続けてたな…。

Canon7D+EF24-70mmF2.8L+CanonDPP+Photoshop
Photo by T.Matsuo

飛行機からダイブしてから約10分。
着地も成功して高度3800mからのダイブが無事に終了。
「ひゃひゃひゃひゃー!こりゃスゲーや!最高だ!」
こいつは病みつきになるのも分かる。
それに高所恐怖症の人でも出来るのも分かる気がする。
よっぽどジェットコスターの方が怖い。
飛行機から飛び出すまでは緊張感があるけど、
飛び出してしまうと高度3800mの空間というのはほとんど現実味がなくて、
落ちていても周りに何も無いので落ちているという感覚があまりしないのだ。

けどコンビニに行くのと変わらぬ普段着で、飛行機に乗って高度3800m地点から時速約200kmで
生身の体でダイブするなんて、非日常ってレベルを遥かに超えた経験なのは間違いない。

結論で言うと、飛ぶ前に思っていたほどの恐怖感は無かったし、
体感できるこの興奮は、間違いなくスカイダイビングでしか経験できないものだと思うな。

スカイダイビング。
これはマジで経験しなくちゃダメ!

2012年9月3日月曜日

ヘルメットメンテナンス

前回のメンテから3ヶ月近く。
何度もおいらの汗にまみれ、数百数千の虫の攻撃に会い、
雨風そしてギラギラの太陽からおいらの頭を守ってくれたヘルメットにも
限界があるはず。
いくらファブリーズ(消臭スプレー)が効くからといっても
それとて万能では無い。
時間の出来た週末に、久しぶりにヘルメットに感謝を込めての
「ヘルメット勤労感謝の日」と銘打って、できる限り分解、洗浄作業。

Canon7D+EF24-70mmF2.8+CanonDPP+Photoshop

インナーは全て取り外して洗濯、バイザーも外して虫や汚れの除去&撥水コート、
ヘルメットの表面は一部傷でくすみ始めていたので、コンパウンドで傷を消し光沢を復活させ、
ワックスで仕上げて元通りにぴっかぴか。

せっかくカスタムペイントしてもらった一点物。
大事に長く使いたいしね。

2012年8月26日日曜日

岩手お盆ツーリング(後編)

のんびりと実家で過ごしたお盆休みも、気が付けばあっという間に数日が経ち、
そろそろ東京へ戻らなければ行けない日が近づいてきた。

本当なら先月の岩手ツーリングで行けなかった、八幡平エリアをバイクでリベンジツーリングだ!
なんて考えもあったものの、天気予報には悲しい雨マーク。
いつになったらおいらは八幡平アスピーテラインをバイクで走れるんだ!?

まぁ真っすぐ東京に帰るのももったいないということで
昨年同様、仙台に住む甥っ子に会いに行くことにした。

途中、数年前に他界した母親の実家に立ち寄りつつ仙台に向かうことに。
母方の実家の有る岩手県北上市には妹夫婦が住んでいる。
妹夫婦も久慈に帰省していてちょうど北上に戻る日だったので、一緒に母方の実家へ。

Canon7D+EF24-70mmF2.8L+CanonDPP+Photoshop

途中の岩手山PAでは、先月見られなかったどでかい岩手山の姿が。
本当はこの姿を先月岩手に来たの仲間達に見せたかったんだよー!
しかもなんだよこの暑過ぎるくらいの晴れ模様は!

Canon7D+EF24-70mmF2.8L+CanonDPP+Photoshop

そんな怒りも妹の姪っ子の顔を見れば吹っ飛ぶ叔父さんである。

無事に北上に到着して、かなり久しぶりに母方の実家を訪問。
おばちゃん、姉ちゃん、退院したばかりの親戚もいたけど、みんな元気で何より何より。

北上を後に仙台へ。
順調に南下し予定の通りの時間に甥っ子の家に到着。
余談だけどこの甥っ子、お母さん方の間では大人気の熟女キラーな甥っ子なのであるらしい(笑)。
この日は皆さんの大歓迎を受け、べろんべろんに酔っぱらったのは言うまでも無い。
あー楽しい夜だったな。

Canon7D+EF24-70mmF2.8L+CanonDPP+Photoshop

なんとか二日酔いも無く起床した後、仙台に住むV-ROD乗りのGBさんと連絡を取り、
甥っ子の家の近所の駅前で合流することに。
甥っ子とV-RODの記念写真を撮り、甥っ子家族ともお別れである。
またお邪魔しまーす。

甥っ子の家を出発してGBさんと無事に合流。
仙台港って行った事がなかったので、GBさん先導で仙台港へ。
フェリーふ頭にはちょうど北海道から着いたばかりのフェリーが。
さっき道中にすれ違った荷物満載のバイクはみんなここから来ていたんだな。

Canon7D+EF24-70mmF2.8L+CanonDPP+Photoshop

缶ジュースを飲みながらしばし雑談、そしてフェリーを背景に写真撮影会。
GBさん、ありがとうございました。また走りましょうー!

12時ちょい前には高速に乗り、いざ東京へ!
灼熱の中の17時半位には家に無事に到着。

あっという間のお盆休みの1週間。
懐かしい人、新しい人、懐かしい風景、新しい風景、美味しい食べ物、美味しいお酒。
だらだらしてた割にはお盆らしいお盆じゃないか。
ご先祖様、ありがとう!(←なんてオチだ。)

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2012年8月22日水曜日

岩手お盆ツーリング(前編)

前にも書いたように、色々と厳しい地元のお盆。
そんなお盆を過ごしに、今年もバイクで実家の岩手県久慈市に帰省した。

先月も実家にはバイクで行ってるけど、今回はおいら一人。
話し相手も無くただひたすら北上すること約10時間で、実家に無事に到着。
あーやっぱり700kmは疲れるな…。

さて肝心のお盆の期間中はまさに「The お盆」的な時間を過ごした感じだったな。
25年ぶりの同級生と会ってしこたま呑んだり、
姪っ子にせがまれ送り火や花火やかくれんぼをしたり、
もちろん墓参りや予定通りの留守番まで、
とにかくお盆にすることは全部やり切ったぞ!くらいな気分。

そんな中でも、時間の出来た時にはバイクに乗って三陸海岸を回ってみたりした。
久慈から三陸海岸を国道45号線を南方面に宮古までのツーリング。
まず立ち寄ったのが、道の駅たのはたと思惟大橋(しいおおはし)だ。

Canon7D+EF-S10-22mm+CanonDPP+Photoshop

思惟大橋は谷底からの高さが120mもあり、
リアス式海岸を造る入り組んだ地形を陸で実感出来る場所。
橋の真ん中から下を見ると男性なら股間がスースーすること間違いなしだ。

お次は名前だけは知っていた真崎漁港。
一度も見たこと無かったので寄ってみたみたけど、この漁港からの景色も美しい。

Canon7D+EF-S10-22mm+CanonDPP+Photoshop

残念なのは津波の被害で全ての建物は流されてしまっていて、
船が何隻か停泊していたけど漁港としての機能はまだほとんど無さそうだ。

さらにほんの少し南下して田老町の山王岩を目指した。
相変わらず津波に全て流されてしまったままで、田老の町には何も無い。
見えるのは雑草の間から見える基礎、廃虚になったビルと骨組み…。

だめだ、やっぱりまだ写真撮る気にはなれないや…。

Canon7D+EF-S10-22mm+CanonDPP+Photoshop

肝心の山王岩も本来なら遊歩道で近くまで行けるはずなんだけど、
未だに流された遊歩道の再建が出来ていないようで、上にある展望台の木の間から
なんとか見るしかない状況だった。

そしてこの日のゴールと決めていた宮古市の浄土ヶ浜!
なんと駐車場まで渋滞!バイクを停めるのに30分位かかったかも。
浄土ヶ浜は三陸海岸でも屈指の景勝地。
読んで時のごとく「ここって極楽じゃねーの?」と思わせる美しさなのだ。

Canon7D+EF-S10-22mm+CanonDPP+Photoshop

さすがにここは復興にも力が入っていたらしく、
津波に流されたはずの建物も全て直して営業を再開していた。
この日はとにかく渋滞するほど、とにかく人、人、人。
こうやって沢山の人が岩手を訪れてくれるのは嬉しいものだね。

フラフラと昼前から走り始めた三陸海岸ツーリング。
まだまだ復興も始まったばかりだけど、岩手の美しさと底力は肌で感じたぞ。

みんな、美味しい食べ物と美しい景色が待っている岩手に是非おいでー!

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2012年8月9日木曜日

グリップ交換

なんだか夏休みに突入している方が多い影響か
おいらの仕事も開店休業って感じ。
ゆるーく仕事して、ゆるーくやること見つけては、ゆるーい時間を過ごしておりますよ。

そんなゆるーい時間を使って、今日は気になっていた自転車のグリップ交換をしてみた。
数年使い続けていたグリップは写真のようにゴムが薄くなり、
めくれ上がって来ていたのだ。

SANYO DMX-CA65+Photoshop

デザインが気に入っていたので、出来れば同じ「the」(ティー・エイチ・イーと読む)のグリップが
良かったんだけど店には在庫も無いようだし、
調べてみたら欲しかったイエローはもうカタログ落ちしてるようだし、
仕方がないので今回初めて「コンフォートグリップ」なるものを購入してみた。

SANYO DMX-CA65+Photoshop

見ての通りグリップが少し平らで広くなっているのだ。
手の平に触れる面積が増えるおかげで、今まで手の平の一部に集中していた負荷が分散され、
長時間のライディングでの疲れを軽減できるという訳だ。

で、交換してほんの少しだけ走った感想。

確かに手にかかる力が分散されてる!
うひょー!こりゃ楽だ!
これで疲れずに遠くまで行けるぞ!

SANYO DMX-CA65+Photoshop

ただ、問題が一つ。
やはりカラーリングがいまいちだった…。
まぁ走ってしまえば見えないんだけど黒&グレーのシンプルなデザインは、
おいらのMTBにはちょいと地味過ぎた。
やっぱり停めた時の見た目も重要なんだよねぇ。

見た目を取るか、快適を取るか…うーん両方大事!(笑)

2012年8月7日火曜日

夏のお供

巷では皆さん夏休みを取り始めてる感じだね。
先月岩手にはツーリングで遊びに行っていたけど、
今月もお盆帰省で再度の岩手お盆帰省ツーリングになりそうだ。

田舎のお盆は色々と厳しい決まり事があるので
誰かが手伝わないと無事にお盆を乗り越えることが出来ないほど厳格で面倒なのだ。
まぁ裏を返せばご先祖様を大事にしているということなので
こればかりはなかなか逆らえない。

とは言えお盆の期間中、朝から晩まで忙しい訳じゃない。
結局おいらの仕事の大半は、いつ拝みに来るか分からない来客を待つという「留守番」なのだ。

そんな「留守番」の時間には読書が一番。
ということで、この夏の留守番のお供は写真の3冊に決定。

SANYO DMX-CA65+Photoshop

今年亡くなったレイ・ブラッドベリの「火星年代記」と
スティーブン・キングの「呪われた町・上下巻」。

おいらはSFが大好きなので、もちろんレイ・ブラッドベリの名前は昔から知っていたんだけれど
実はレイ・ブラッドベリの作品を1冊も読んだことがなかったのだ。
彼の作品を読まずにSF好きなんて名乗っちゃいけないと、彼の死を機に読むことにした。

もう1つは言わずと知れたホラー作家のスティーブン・キングだ。
彼の細かい描写が大好きだ。
文章なのに殺人シーンでは痛みの描写に身体がすくみ、顔がゆがんでしまう。
そんな彼の新作できっと恐怖で涼しく過ごせるはず。

ご先祖様を家に迎え入れる行事の最中に、墓場が表紙の本を楽しんで読んでいるのも
少々不謹慎なのかもしれないけど、おいらの先祖なら許してくれると信じている。
文句があるならきっと姿を現してきて、小説どころでは無い恐怖を演出してくれるはず…。