2019年7月16日火曜日

シリアルキラー展

先日、銀座のヴァニラギャラリーで開催されていた「シリアルキラー展」に行ってきました。



「「殺人ピエロ」ことジョン・ウェイン・ゲイシー、「月夜の狂人」エド・ゲイン、「カルトキング」チャールズ・マンソン、凶悪な女殺人鬼たち…本展示では、凶悪な人物像や数々の犯罪が、小説や映画のモデルにもなった、欧米のシリアルキラー(連続殺人犯)たちの作品、セルフポートレート、資料等、あらゆるアイテムを蒐集するHN氏のコレクションを展示いたします。

目を背けたくなるような凶行を行った殺人者たちの描く世界は、まるで見るものの心の淵を覗きこむような凄み、寂寥感、無常感、そして得体の知れないものと対峙した時のような緊張感に溢れています。個々のバックグラウンドにより焦点を当てた展示構成で、日本では殆ど目にすることのできない犯罪者たちの痕跡を展示する、貴重なコレクション展です。」(HPより抜粋)

とあるように、著名な絵画を鑑賞するのとは全く性質の違う、見てはいけない物を見るような不思議な展覧会なのです。

会場内はもちろん撮影禁止なので、鑑賞した作品をお見せすることはできませんが、
パンフレットの一部だけご紹介します。



「ジョン・ウェイン・ゲイシー」。
33名の男性を性的暴行の末に殺害。
このイントロダクションだけでドン引きです。
さらに彼は、獄中で絵に注文を受け販売までして金を稼いでいました。
それがこの展覧会のメインビジュアルにもなっているピエロの絵です。
一体何を思い、考え、この一連のピエロの絵を描き続けたのか…。

この他にも、殺した人の肉をハンバーガーにして販売していた「ジョー・ロイー・メセニー」や、300人〜1000人を殺したと自供している「ヘンリー・リー・ルーカス」など、想像を絶するような殺人鬼たちが描いた作品や自画像、手紙などが展示してありました。

どの作品にも、犯人の家庭環境や犯罪に至るまでの経緯、犯行の内容が説明されているのですが、読むだけでおぞましく、その後に展示物を見ると、それらから発する彼らの生々しい不快な存在感を漠然とながら感じてしまいます。

以前にも東京で開催されていたこの展覧会。今回が2度目の開催で、ようやく見ることができました。
次は大阪で7月24日~8月18日まで開催されるようです。
非常に興味深い「シリアルキラー展」、興味ある方、是非。

2019年7月7日日曜日

新国立競技場・途中経過(2019・7月編)

とある撮影の手伝いで、建設中の新国立競技場の中を見学することができました。
旧・国立競技場の最後の日のイベントに参加し、新国立競技場の工事の早い段階から観察を始めていた身としては、非常に嬉しい経験となりました。



まずはプレス向けに進捗状況や今後の予定、質疑応答などが行われました。
海外プレスの参加もかなり多いようでした。



どーん!
こちらが「新国立競技場」の全体像です。
高さを抑え、木材を多用した落ち着きのあるデザインが非常に印象的です。



スタジアムに入ると、このような感じでフィールドが見えてきます。
壁がほぼ無く、非常に抜けの良い構造です。



ワーオ!壮観です。



屋根には木材が使用されています。
鉄骨と木材のハイブリット構造ということですが、鉄骨のみのデザインに比べ
明らかに柔らかい印象を受けます。



スタンド内に2個設置された大きなLEDオーロラビジョンはフルHDの解像度で、かなりハッキリと映像を映し出していました。



この黒い帯状の物もLEDのディスプレイ。
スタジアムをぐるりと一周しています。ここに様々な映像が流れ、会場を盛り上げてくれることでしょう。



手前のエリアがいわゆるメインスタンドエリア。
まだ席が付いていませんでしたが、スポンサーや各国のゲストが座る席が用意されるのだと思います。



木漏れ日をイメージしたは5色の観客席をランダムに配置。空席が目立たないようにデザインされています。
現状でもまるで人が座っているかのように見えてきます。



気になる暑さ対策ですが、会場内にはこの様なバズーカ状のファンがぐるりと185台設置されています。この日作動していたので風量を確かめましたが、想像以上に強力でした。



更に来年にはミストも加わるということで、会場の温度を数度程度は下げられるということです。



9割ほど工事の終えた新国立競技場ですが、残りは芝を貼ったり、トラックを舗装したりしていくそうです。

12月21日に「オープニングイベント」、来年元日のこけら落としには「サッカー天皇杯決勝」が行われる予定だそうです。
完成が楽しみです!