2016年12月29日木曜日

孵(かえ)りました、帰ります

2016年も残すところあと数日。
都内を歩いていても、数日前のクリスマスデコレーションから、
あっという間にお正月の飾り付け大変身。

門前仲町

こちらは、よく打ち合わせで行く門前仲町の小料理屋や居酒屋が立ち並ぶ小さな通り。
軒先から垂れ下がる正月飾りからも、否応なく年末年始を感じますね。

今年は怪我をしたり、仕事でトラブルにあったりと、
思い返してみると、なんだか試練の年だったような気がしてしまうなぁ、と
都内で年内最後のウォーキングをしながら思いふけっていると、携帯からアラートが。

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チェックしてみると、ポケモンGOの卵から最近新しく追加されたばかりのポケモンが
連続で2種類孵化したのです。

「ひゃっほーぃ!」

試練なんてなかったことにします。
嬉しいことで試練は上書きされ、無かったことになりました。
おじさんは単純です。(笑)

さて、卵が孵ったところで、おいらは岩手に帰ります。

みなさん良いお年を!!
また来年もよろしくお願い致します!

2016年12月28日水曜日

歩くところに歴史あり

肉と酒にまみれた怒涛の忘年会シーズンを無事に乗り切り、
間違いなく肥えたであろう自分の体。
今のうちに少しでも元に戻そうと、いつもより長めのウォーキングに勤しんでいると
近所の公園でこんなものを発見しました。

西新宿_04

なになに、「写真工業発祥の地」だと。
場所は都庁の裏にある新宿中央公園。
もう何年もこの界隈にいますが、こんな記念碑があったなんて驚きです。
側面に書いてある説明を読むと、どうやらここには「コニカミノルタ」の研究所と工場があり、
国産フィルムの発祥の地だと書いてあります。

西新宿_05

この記念碑、しれっと公園の植え込みと一緒に立っていますが、
実は新宿区の地域文化財として認定されている、由緒正しき場所のようです。
写真好きとしては、なんだか嬉しい発見です。

西新宿で写真、カメラといえば「ヨドバシカメラ」。
まさか「ヨドバシカメラ」の原点も、実はこの「コニカミノルタ」の存在だったのかも…と、
これは完全なるおいらの妄想の暴走です。

ついでに「ヨドバシカメラ」の由来は、新宿の古い地名「淀橋」から来ており、
その「淀橋」という橋は実は現存しているのです!

西新宿_01

こちらが「淀橋」。
青梅街道の中野坂上の交差点から新宿方面に向かって約300メートルほどの場所にあります。
下には神田川が流れています。

西新宿_02

橋自体は新しくかけ直されているようですが、
この石で出来た欄干は大正13年から使用しているようです。
あまり大きな橋ではないので、誰にも注目されていないようですが、
これが「ヨドバシカメラ」の元だよ!と軽いネタにはなりそうです。

西新宿_03

ちょっと「AKIRA」なような景色の中に、この「淀橋」はあります。
忘年会続きで運動不足なあなた、ぜひ探しに行ってみてください。

2016年12月8日木曜日

ダリ展

友人に誘われて、国立新美術館で開催されている「ダリ展」を観に行ってきました。
東京での開催は9月14日〜12月12日まで。
気がつけばもう終了間際の滑り込み鑑賞です。

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黒川紀章設計の国立新美術館は、いつ見ても素晴らしい建築ですね。

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「過去最大規模のダリ展」というだけあって、平日にもかかわらずかなりの人です。
水曜日の午後3時でしたが、約15分ほど待っての入場でした。
週末は1時間から2時間ほど待つ場合もあるようです。

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ダリの初期から晩年までの作品が時間軸に沿って展示にされていました。
岡本太郎やピカソの作品に通ずるような、エネルギーに満ち溢れる作品に
食い入るように見入ってしまいました。

今回はダリが制作に関わった映像作品が数本上映されていたのですが、
個人的には絵画より、それらの方にかなりの衝撃を受けました。
何と言っても、あのダリ独特の世界観が動くのですから、
インパクトが無い訳がありません!

1940年代にエログロな映像作品を作っていたり、
ヒッチコック作品の背景を制作していたり、
知らなかった映像作品を観ることができます。
中でもディズニーと制作した「Destino」は必見です。
1940年代にコラボ作品として制作が始まったものの戦争のため中断、
完成することなく幻の作品となっていたようです。
数十年後にこのプロジェクトが再開し、
2003年に完成したこの6約分間の短編アニメーション、
ダリの世界観とディズニーのテイストが融合した本当に素晴らしい作品でした。

ダリ展は12月12日(月曜日)までの開催です。
興味ある方は是非!

2016年11月30日水曜日

DIYでヴィンテージ

以前アメリカ大使館宿舎のフリーマーケットで購入していた額縁を
DIYでヴィンテージ加工した絵を入れて仕上げました。

アメリカ大使館宿舎フリーマーケット

用意したのは以下の物たち。
1. 額縁
2. 額装マット紙(今回は画材屋さんで売ってる定型のものを使用)
3. サイトからダウンロードしたデータ
4. スプレーのり

まずは、このサイトにアクセスします。
HOW A CAR WORKS
このサイトは、無料でアメリカの「特許図面」を無料でダウンロードできるサイトです。

ICONIC PATENT ART

特許を取得する際に、出願書に手添付されていた「特許図面」をたくさん閲覧できるこのサイト。
かなり古い特許図面なので眺めているだけでも面白いですが、
その古さゆえ、なかなか味があり、つい飾りたいと思わせる魅力があります。

motorcycle

サイトからダウンロードした絵を用意します。

texture-paper-stains-old

そこに古紙のテクスチャーデータも用意します。

motorcycle

色味を調整したりしながら、合成させるとこんな感じに。
データのままの白い背景でもいいのですが、
今回はヴィンテージ風がテーマなので古紙データを使用してみました。

出力したものを額装マットに貼る前に、軽くグシャっとシワシワにします。
これが意外と重要なポイントで、グシャっとするだけで見た目がかなり違います。
スプレーのりを額装マットの裏面に吹き付け、
そしてグシャっとなったものを少し平らに伸ばしてから貼り付けます。

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完成したものが、こちら。
最後の「グシャ」が効いていませんか?
かなり古い書類を額縁に入れたように見えます。
我ながら良い仕事です。(笑)

ネットとちょっとしたアイディアで、こんなヴィンテージ風も作れます。
興味ある方は是非。

2016年11月24日木曜日

お手軽銚子ツーリング

先週の東京湾ツーリングに続き、今週も千葉へとツーリングに行ってきました。
なんてったって魚の美味しい季節なので、ついつい足は千葉の海へと向かってしまいます。

朝9時に酒々井PAに集合して、そこから一度、道の駅水の郷さわらを経由して、
利根川沿いをひたすら銚子へと進みます。
お昼手間に銚子市にある水産直売センター「ウオッセ21」に到着しました。

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ここはまるで市場のように豊富な魚介類がたくさんの売店で販売されていたり、
新鮮な海鮮料理を楽しめるお店が入っています。
今回はセンター内にある「魚座屋」さんにお邪魔しました。

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こちらは刺身定食。
4種のお刺身が楽しめます。

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こちらは中落ち丼。
たっぷりの中落ちでご飯が見えません。

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こちらはかき揚げ丼。
かき揚げ2枚!とにかくでかい!

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そしてこちらが、おいらの注文した天ぷら定食。
エビ、キス、イワシの天ぷらです。
プリプリでふわふわ!
ここ「魚座屋」さん、ほとんどのメニューが1000円前後と大変リーズナブル。
しかもボリュームも全く問題ないレベルで、値段、味、量、全て合格!

センター敷地内には銚子ポートタワーもあり、銚子港や太平洋を一望できるなど、
観光して、お土産を買いつつ、食事も取れるというお手軽観光にもってこいの施設です。

この後、本来ならば犬吠埼など見に行くつもりでしたが、寒さと強風でこの日は断念。
その代わり、近くの港で写真撮影会。

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こんな感じで撮ったり…。

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こんな角度で撮ってみたり。

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いい感じでカモメ(?)がフレームインしてくれたおかげで、
なかなかいい写真になりました。(笑)

こんな感じで、寒い中撮影会をした後、利根川を渡り茨城県の潮来から東京へと戻りました。

寒い季節は何をするにも、寒さを考慮して無駄を排除したお手軽が一番。
他にもどこか冬向けに「お手軽」な場所探しみようと思います。

2016年11月14日月曜日

東京湾フェリーツーリング

最近タガが外れたように遊びに勤しんでおりますが、
今回はかなり久しぶりにバイクでまとまった距離のツーリングに行ってきました。
ただバイクで走っていくのもつまらないってことで、今回は少し変化球。
東京湾フェリーに乗って東京湾を横断して、千葉で美味しい魚料理を食べようというコースです。

東京湾フェリーは神奈川県の三浦半島の先っぽの久里浜港という港と
千葉県の金谷港を約40分で結ぶフェリーです。

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車はもちろんバイク、自転車も乗せて渡ることができます。
この日は週末でしたが混雑もなく、なくすんなり乗船することができました。

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この日は見事な秋晴れ!
デッキで感じる風、視界いっぱいに広がる東京湾の景色、すべて最高です。

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ツーリングにフェリーという移動手段を加えるだけで、
たび情緒が5割り増しになったような気分になれます。(笑)

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約40分という短い乗船時間で東京湾の反対側に到着です。
下船後向かったのは、港から徒歩でも行ける距離にある「さすけ食堂」。

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かなりの行列だったので、他の店に移動しようかとも思いましたが、
これだけ並ぶならさぞかし美味しいのだろうと、腹を決めて待つことにしました。
待つこと約1時間、ついに順番が回ってきました。

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オーダーしたのは「さすけ定食」。
アジのフライトと刺身がセットになった、この店定番のメニュー。
アジフライはフワッフワ、刺身もプリップリ。
1時間並んで正解です。
1500円でしたが、これなら大満足です!

お店の情報はここをクリック。

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お腹も満たされた後は、他のメンバーが行ったことがないという富津岬へ。
展望台に上ったり、休憩しながら駄弁っていると、
最終的に全員バイクにまともに乗るのが久しぶりすぎて
運転が下手くそすぎるという結論に達しました。(笑)

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確かに全くバイクをコントロール出来ていないと、
口には出さぬものの、こっそり自覚していたのでありました。(笑)
ということで、しっかりライディングの感覚を取り戻すために、
年内にまた走ろうと約束をして、帰路につきました。

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帰り道はやはり寒く、あまりにも体冷えるので海ほたるで暖をとりました。
ちょうど日没時間で、東京湾はトワイライトタイム。
一日中東京湾に癒された、楽しい久しぶりのツーリングでした。

2016年11月6日日曜日

本年度ラストダウンヒル!

友人たちと富士見パノラマにダウンヒル納めに行ってきました。
今回は日帰りではなく、BBQなども楽しみながら前泊してダウンヒルを楽しもうという
余裕を持った大人スケージュール。

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いやしかし、BBQなど諸々用意してくれた友人夫婦の充実したキャンプ道具には
ただただ驚きです。

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BBQ道具の充実っぷりも驚きですが、
大きなテントは真ん中にリビングスペース、左右に2つほど寝室(各5人寝られる)が
作れる余裕のサイズ。
しかもテント内には専用の薪ストーブまで完備!(テント内の写真は酔っ払ってしまい撮り忘れ。)

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この日の富士見パノラマは夜には6℃ほどまで気温が下がっていましたが、
テント内は22〜23℃で快適そのもの。
初冬の長野の山でキャンプをしていることを忘れてしますほどです。
あー、こんなの経験しちゃうとまた趣味が増えそうで怖いわー。(笑)

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さて翌日のダウンヒル。
夜明け前に雨が降ったようですが、ゲレンデに出る頃には
向かいに八ヶ岳の姿もしっかり見えるほどに回復して見事な秋晴れに。
子供もいるので、まずはみんなでスキルアップコースからのスタートして
ウォーミングアップです。

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子供を一人で置いていく訳にはいかないでの、大人は交代でCコースへ。
しかし、この日のCコースは今までで一番過酷だった気がします。

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コース前半は今までとたいして変わりはなかったのですが、
コース後半のシングルトラックがとんでもないマッドコンデション。
いやマッドというより、ネチョネチョの粘土状態。
タイヤのトレッドが全て粘土質な土で埋まり、完全フラットタイヤ状態に。
真っ直ぐ進んでいるだけなのに、スリッピーな路面のせいで
突如ハンドルはあらぬ方向に向いて大転倒!と、
とにかく真っ直ぐにすら走れないコンデション。
こんなに転んだのはいつぶりだろ?ってくらい転びました。(笑)
(後で調べたら、元は初級だったCコースの終盤は中級にレベルアップされていなようです。)

まだダウンヒルを始めたばかりの友人たちには
かなり過酷な富士見パノラマデビューになってしまいましたが、
それでもやっぱりダウンヒルは楽しいものです。
腕や足はプルプル、体は泥だらけ。
けどみんな笑顔で下り納めを楽しむことができました。

2016年11月4日金曜日

調布で零戦

調布周辺を自転車で走っていると、
何やらコンクリートで出来た不思議な建造物を見かけることがあります。

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一体これは何なんだろう?と近づいてみると…

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何と戦時中の零戦を格納していた「掩体壕(えんたいごう)」と呼ばれる壕でした。
戦況が悪化する中、残り少なくなった飛行機を攻撃から守るために作られたもののようです。

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これは調布空港の真横の公園に保存してある「掩体壕」ですが、
公園内にはもう一つ同じものが保存されています。
調布飛行場自体が戦時中は陸軍が使用していた飛行場という歴史もあるので、
納得の設備ですね。

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「掩体壕」の側には、ブロンズで出来たミニチュアが置いてあり、
「飛燕」という戦闘機が格納されていたことがわかります。
いわゆる零戦と呼ばれる機体とは終戦間際ということもあってか、
少しデザインが違う感じですね。

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甲州街道の調布と府中の白糸台にも同じ「掩体壕」が保存されています。
以前は入口だけ塞いで立ち入り禁止にしてほったらかし状態だった記憶がありますが、
最近公園として綺麗に整備されたようです。

掩体壕大沢1号(地図
掩体壕大沢2号(地図
白糸台掩体壕(地図

「飛燕」に関して先日ニュースにもなっていたので、合わせてこちらもどうぞ。
朝日新聞デジタル「川崎重工、戦闘機「飛燕」を修復公開 太平洋戦争中開発

穏やかな気候になる秋、自転車で街の中に点在する歴史に触れるのもいいかもですよ。

2016年10月23日日曜日

ポケモン探しでお宝発見

以前にも書いたことがありますが、多摩方面の公園が好きでよく自転車で走りに行きます。
中でも野川公園がお気に入りで、深大寺や調布空港に行く際には、
かなりの確率で野川公園にも足を運びます。

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先日も貴重な秋晴れの週末に野川公園に行ってきました。
今話題(もう下火?)のポケモンGOですが、おいらも例に漏れず絶賛プレイ中。
場所が変われば違うポケモンが見つかるかもしれないと、野川公園でもプレイしてみました。

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しかし野川公園はいいですね。
親子で川に入って魚や昆虫探しをしたりと、
それだけ安全で水質も良いということがわかります。

ポケモンの結果でいうと、「まぁそれなりに出る」というレベルで、
とりわけ何かが湧き出るように出現するわけではありませんでした。
やっぱり都内中心部の方がわんさかポケモンは出現しますね。

さて、そんなポケモンですが、プレイーヤーならお分かりでしょうが、
ポケストップと言われるボールなどのアイテムをもらう場所に行かなくてはいけません。

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野川公園でもそのポケストップを探して歩いたわけですが、
そちらの方向に行くと何やら清流が出現です。
さらにポケストップに近づいてみると…

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ポケストップに設定されていたのは、何と丘のふもとからの湧水ポイントでした。
かなり透明度の高い、飲めるんじゃないかと思うほど綺麗な水が湧き出ていました。
都心から1時間ほどの場所にもこんな綺麗な湧き水が!とポケモンを発見するよりも
興奮してしまいました。(笑)

写真を撮り忘れましたが「野川の源流」と書いてあったような記憶があります。
野川自体はもっと遠くから流れてきているので、ここは間違っても源流ではありませんが、
野川に流れ込み野川になっているので「源流の一部」であるのは間違いないのかもしれません。

色々とマナー問題で騒がれているポケモンGOですが、
こうやってポケストップを訪れると予期せぬ景色に出会うこともできるのです。
ただポケストップを回るだけではなく、その場所がどんな場所か興味を持ちながら回ると
ポケモンGOのまた違う楽しみ方ができそうです。

2016年10月16日日曜日

日本水準原点

先日、日比谷で映画を観た帰り、
ウォーキングがてら日比谷から赤坂見附まで歩いて帰ってきました。
その途中、国会議事堂の前庭洋式庭園内にある
「日本水準原点」を見に立ち寄りました。

「日本水準原点」とは、「日本の水準測量の基準点(ただし、本土から遠く離れた離島の標高を除く。)である。東京都千代田区永田町1丁目にある日本水準原点標庫(にほんすいじゅんげんてんひょうこ)という建物の中にある。」(ウィキペディアより抜粋)

つまり日本国内全ての「高さ」はここを基準としているわけです!

日本水準原点

説明が書いて有る石碑があります。
ふむふむ、やはり大きな地震の影響で、何度か高さは改定しているようです。
どんな場所でも自信があれば地盤の動きは避けられませんからね。

日本水準原点

この建物は、その水準点を保護するために作られた「日本水準原点標庫」と
呼ばれる建物らしいのですが、これがなかなか趣があってそそられます。
総石積み、ローマ風の柱、細かなレリーフという、かなり手の込んだ造りで出来ていて、
「ここが日本の基準だ!」と言わんばかりの重厚感を醸し出しています。

日本水準原点

正面上部を見ると、菊の御紋に挟まれた「大日本帝国」の文字が。
この建物がいかに古いものか分かります。

日本水準原点

実際の「日本水準原点」は中央の扉の中にあるようで見ることはできませんが、
ここが日本の高さの基準点なのだと思うと、なんだか意味もなくワクワクしています。
あれ?おいらだけ?(笑)