2020年10月25日日曜日

果たしてどんな結果に!?グルーチップの実験に挑戦!(前編)

前回、グルーチップ&ウォーターギルディングに挑戦して、とりあえず作業の手順は理解することができました。
そこで今回はさらにもう一歩進んで、サンドブラストに使用するメディアの大きさ(ガラス表面の削られる目の大きさ)とグルーの濃度(ハイドグルーと水の割合)の変化でガラス表面の模様の変化を確認する実験に挑戦してみました。



まずはサンドブラスト加工されたガラスを用意します。サンドブラストの作業は機械を持っている友人にお願いしました。



縦列奥からが30番、120番、240番と奥が荒く手前が細かい目になっています。



3種類のグルーを用意します。(左)グルー1:水1.5、(真ん中)グルー1:水2、(右)グルー1:水2.5。



グルーをガラスに塗布します。
(上段)グルー1:水1.5、(中段)グルー1:水2、(下段)グルー1:水2.5。



しっかり乾かします。



丸一日乾かしてグルーを剥がした結果がこちらです。
ガラスの表面から見ているので、番手の見え方は反対になっています。
縦列奥が30番、真ん中が120番、手前が240番です。
一見しただけではあまり差が見えない様な気がしないでもないですが、番手が大きく(目が細かい)グルーの濃度が薄い方が、安定して細かい模様が出ている様な気がします。

グルーの濃度も薄くなるにつれ、ガラス表面の傷に入り込みやすく良く食いつき、細かくガラスを剥がしているのかもしれません。

後半ではウォーターギルディング作業に挑戦です!

2020年10月11日日曜日

壁画に挑戦!(3日目)

最終日。
脚立では届かない高所での作業です。



残っていたハサミと剃刀を描いてイラストは全部終了。残りは文字のみです。



足場の最上段まで上がります。ヘルメットも命綱も付けていますが、ガタガタグラグラするし落下防止の柵も無いし、とにかく怖い。怖いので最上段では立つ事なく四つん這いで左右に移動です。



用意していた型紙を使って、ステンシルのように一旦文字の形だけを壁に薄っすら写していきます。



その後、文字を本塗りしていきます。



最後に店名を塗って、イラストの線の太さなどの微調整をして…

ついに完成です!!

作業していたこの3日間だけでも、通りかかる近所の方に「通りが明るくなって良いねー」とか「楽しげで良い!」などと何度か声をかけていただき、大変良い反応を聞けて非常に嬉しい限りです。
もちろんオーナーさんにも大変気に入っていただきました!

とりあえず今回の「壁画に挑戦!」プロジェクトを無事に完成させる事ができました。
いやー楽しかった!

これから街の目印として、この地域に溶け込んで行ってくれると良いな。

2020年10月8日木曜日

壁画に挑戦!(2日目)

 2日目からは、ペンキを使って絵を描いていきます。白い壁に茶色のペンキで描くので、間違いやペンキのタレなど失敗は許されません。とにかく慎重に作業を進めます。



まずは描きやすい壁に下の絵から始めて行きました。壁の表面は結構凸凹していますが、思っていたよりはペンキが入り込みやすく描きやすい事が判明しました。



足場を使わず脚立だけで作業できるエリアを中心に描き進めます。お昼過ぎにはこの位まで仕上がりました。なかなか良いペースです。


そして午後3時。足場も使ってここまで完成しました。自分でも驚くくらい順調に作業を進められました。

さて、明日は最終日!

3日目に続く。


2020年10月6日火曜日

壁画に挑戦!(1日目)

ご縁があって、美容室の壁に大きな絵を描く機会に恵まれました。

サインペインティングの練習をしてきているので、今回のような大きな壁に文字や絵を描ける願ってもないチャンス!ましてや制作代もいただけると言うお話。こんな大きな絵など一度も描いた事がありませんが、やると決めた以上しっかり満足してもらえる作品に仕上げなければなりません。

デザインの制作、ヘルメットや命綱、ペイントに必要な道具の準備など、事前にしっかりと時間をかけて行いました。

絵の制作期間は3日間+1日(予備日)と設定。つまり順調に行けば3日間で終わるだろうと言うなんとなくな予想です。


今回絵を描く壁がこちら。近くで見ると意外と大きなスペースです。


まずは壁全体に縦横50cm間隔でガイドとなる線をブルーのチョークで引いていきます。久しぶりに登る足場はなかなかのスリルです。最上段ではガチで足が震えます。子供の頃なら平気で登って遊んでたのになぁ…。


用意していた下絵がこちら。壁にガイドラインを描き終わったら、今度はこの下絵に描いてあるガイドラインと、壁に描いたガイドラインを照らし合わせながら壁に下絵を描き込んでいきます。


チョークなので見えづらいですが。ほぼ描き終わった状態です。経験した事のないサイズなので、コツを掴むまでかなり時間がかかりました。


近くで見るとこんな感じ。

思っていた以上に壁の表面の凸凹が大きく、細かく描き込む事が出来ませんでしたが、ディテールは筆で描く際に再現できればOKとしました。


ガイドライン引き、下書きで丸一日かかりましたが、なんとか予定通り終わらせる事ができました。

2日目に続く。