2013年9月30日月曜日

Let`s Go Romantic !!!!

Let`s Go Romantic !!!!と題された今回のツーリング。

まずは激しい反省から。
いい加減この時期はもう寒いんだから、しっかり着込んで行きなさいと言う反省は
今年も全く活かされることも無く、集合場所に辿り着くまでの1時間で
何度家に引返そうか、何度SAに寄って暖を取ろうか、
もうキャンセルしちゃおうかと考えたことか…。
バイク乗りの皆さん、もう冬装備で出かけないと死んじゃうくらい寒いよ。

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さて、関越道の高坂SAに集合したのは、寒さで指先がビリビリと痺れる程極寒の朝6時。
あまりの寒さにとにかく小刻みに休憩&暖を取りながら進み、
なんとか渋川伊香保ICで高速を降り、日本ロマンチック街道へ。
休憩もこまめに取りつつ、景色を楽しみながらとにかくのんびり進む。

流石はロマンチック街道、進むにつれてきれいな景色が目白押しだ。

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少し前までテレビを騒がしていた八ッ場ダム近辺にかかる湖面2号線の橋梁。
地面からの高さが半端ない。

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あまりの空腹に途中草津のそば屋「みはらし」で早目の昼食。

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ボリューム満点の手打ちうどんとそばのハーフ&ハーフと天ぷら、
それと付け合わせの煮付けや漬物を食べて、たったの800円!
旨し!満腹!体温上がった!(笑)

昼食後は日本ロマチック街道からつまごいパノラマラインへ。
ここから更に景色は一変する。
先ほどまでのロマンチック度合が数段アップ!
大陸的な景色が続くのだ!

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そしてこの日のゴール「愛妻の丘」へ到着!
良くテレビで見る「愛してるよー!」とか叫んでる、あの丘でございます。
この日のメンバー、既婚者もいるけど男4人です。
誰も叫ぼうとしないのは、恥ずかしいからです。
心の中でそれぞれ叫んでいたと信じています…。

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それはさておき、ちょっと北海道を感じさせるような景色が美しいの一言。
キャベツ畑、湖、浅間山。
完璧です。
叫びたくなる気持ちも分からんでも無い。

ここでのんびりしてから来た道を折り返し帰路へ。

週末だというのにバイクや車も数が少なく、非常に快適に走れるこのコース。
紅葉の時期もかなり楽しめそう。

あ、くれぐれも防寒装備だけはお忘れなく。

2013年9月27日金曜日

越後ライド(後編)

大きなトラブルに見舞われた昨晩のショックから立ち直り、
2日目の最初の目的地を目指した。

昨晩、居酒屋のおかみさんから新潟ソウルフードの情報を入手していたのだ。
その名も「イタリアン」。
イタリア料理のようで全く違う食べ物らしいと言うことだけは聞いてた。
真の新潟を知るには新潟の地に根ざした食事を取るに限る。
その店は言われた通り、新潟駅からほど近いバスセンターの建物内にあった。



「イタリアン・みかづき」

「ファストフード店ですが、何か?」と言わんばかりの店構えだ。

店内に入るとメニューには様々の種類の「イタリアン」と
その他のポテトやドリンクなどのセットメニューが並んでいる。
メニューもはやりファストフード然としている。
とりあえず一番オーソドックスな「イタリアン」とポテトとドリンクのセットをオーダー。
確か600円位だったと思うけど、今となっては定かではないけど気にしない。



そしてついに新潟のソウルフード「イタリアン」が運ばれてきた。
見た目は茶色いミートソーススパゲティ。
しかし食べてみるとスパゲティではない。
ソースヤキソバです。
麺の太いソースヤキソバなのです!
ソースヤキソバの上にミートソース。
これが正しい「イタリアン」の姿らしい。

味はと言うと…ジャンクです。
完全にジャンクフードです。(新潟の人ごめんなさい)
断っておくけど不味くは無いし、むしろ好きな味。
ただ午前中には遠慮したい味なの。
出来れば次回食する機会があるなら、胃袋がもっと目を覚まし小腹が空き始めた
夕方辺りにビールと一緒に食したいかな。

この「イタリアン」の他にも「シーフードイタリアン」や「ホワイトイタリアン」、
果ては「和風キノコイタリアン」というもはやどこの食べ物かも分からない名前の
「イタリアン」もあるので興味のある方は是非試してみて欲しい。

「イタリアン・みかづき」を出発し次の目的地「ハーレーダビッドソン新潟」へ。
昨日オイル漏れを起した若者のバイクの為、念のためオイルを買っておこうと思ったのだ。



無事オイルを購入し、トラブルが起こらないうちに東京に戻ろうと、
早々に新潟を発ち東京を目指した。
ところが暑い…。
Tシャツで走っていたくらい、この日の新潟の気温は暑かった。

気分良く高速を走っていたのに、
関越トンネルを抜けた瞬間とんでもない寒さが体を襲った。
後方を走っていた若者がパッシングで猛烈に止まってくれとアピールしていたので
急きょ安全な路肩にバイクを停めジャケットの中に色々着込んで最出発。
あまりの寒さに走りながら指が震えていたくらいだ。

東京に近づけば気温も上がるだろうと思っていたの、大して気温も上がらない。
やっと東京に近づいたのに今度は30kmを越える大渋滞。
なんとか自宅に辿り着いたのは、新潟を出発してから約6時間も経った夕方過ぎだった。

「バイクで旅がしてみたいっす!」という一言で始った今回の一泊二日の旅。
たった一泊二日とは思えないほど濃い内容。
帰ってきてみれば「旅にトラブルは付き物だよねー、あははー。」と
笑っていられるんだから、やっぱり旅は楽しいのだ。
きっと若者もすぐまた旅に出たくなるんだろうな。

2013年9月26日木曜日

越後ライド(前編)

「バイクで旅がしてみたいっす!」
「バイクで日本海が見てみたいっす!」
ある日、20代の友人が熱く訴えてきたのです。

じゃ、叶えちゃいましょう。

40代のおじさん二人が20代の若者を連れて、日本海へとバイクで旅に出ました。
旅といっても皆さん立派な社会人なので、1泊2日の短い旅。

旅は関越道の30kmという酷い渋滞から始った。
やっとのことで待ち合わせ場所で合流し新潟へ向かった。

Canon7D+EF24-70mmF2.8L+AdobeCameraRaw

20代の彼には初めての長距離ライド。
約300kmを走り辿り着いた日本海。
曇りです。
曇天です。

Canon7D+EF24-70mmF2.8L+AdobeCameraRaw

先の台風の影響で海岸線は流木やゴミで微妙な景色。
それでもいいんです。
だって佐渡島は見えてるし、間違いなく彼にとっては初めての日本海なんだから。

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初の日本海に感動していたのも束の間、
「あれ、なんかオイル漏れてない?」
彼のバイクのエンジン上部からオイル漏れを発見です。

「旅にトラブルは付き物だよねー、あははー。」

と40代おじさん二人は内心焦りながらも居たって平静を装い余裕をアピール。
原因も分かり、とりあえず走りには問題なさそうので、
越後七浦シーサイドラインを流して新潟の宿へ。
新潟市内での待望の晩飯の直前、40代T氏の電話が鳴った。
T氏「会社でトラブルがあったから今すぐ戻らなくちゃ…。」

「えぇぇーっ!」

「旅にトラブルは付き物だよねー、あははー。」と数時間前に笑っていた余裕は
完全に消え去った。
T氏の帰りの体力を考え、なんとか軽めの晩ご飯だけ一緒に取り、
新潟市内滞在約2時間ほどでT氏は東京への帰路についたのだった…。

残されたおいらと若者はT氏を見送った後、2軒目へと。
時折入るT氏からの連絡で順調に東京に進んでいるのを確認しながら
おでんと日本酒を堪能。(T氏本当にごめんなさい)
計4軒に及んだ新潟の夜。
深夜にT氏から無事に東京に戻ったとの連絡もあり一安心。

旅にトラブルは付き物とは言うけれど、
ちょっとこのトラブルデカ過ぎやしないかい?

越後ライド(後編)へと続く。

他の写真はここをクリック。

2013年9月8日日曜日

岩手お盆ツーリング・2013(帰京編)

8月17日(土曜日)、この日は宿泊先の八戸から仙台まで移動予定だった。
仙台に住む高校生になったばかりの甥っ子に今年も会う為だ。

ホテルで朝食を済ませバイクに荷物を積み込み出発。
しかし出発直後からバイク後方からガチャガチャと嫌な異音が聞こえてくることに気付いた。
給油で立ち寄ったガソリンスタンドで確認してみると…
なんとバイクの左後方に付けているサドルバッグを支えているステーが折れているのを発見!
ローダウンして低くなった車高が災いして、路面の凹凸の激しかった場所で
ベルトカバーが何度もステーに接触し、破断させたようだ。

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しかも折れて曲がったステーがタイヤ側面に当り、タイヤを少し削っているのだ!
マズイ、これはマズイぞ…
まだ仙台まで約300km、東京に至っては約670kmもある。
このまま走り続けられる訳がない。

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応急処置でガソリンスタンドでプライヤーを借りて
曲がってタイヤに干渉していたステーを曲げた。
その後カー用品店を検索&直行、タイラップを購入して、
宙ぶらりん状態だったバッグを何とかきつく締め上げた。

ただこれもあくまで応急処置。
また路面に大きな段差があればまた同じことが起きるのは明らかだ。
応急処置に時間を取られたし、これ以上サドルバッグに重いものは入れられないので
八戸市内でのお土産購入は諦めて、移動を開始することにした。

いつもよりスピードもかなり控えめに、とにかく慎重に東北道を走る。
慎重に走っていても、どうしても避け切れない段差が何度かあったので、
平泉前沢SAで休憩がてらバイクをチェックしてみると、
やはりまたステーが曲がりタイヤに干渉し始めていた。

こりゃこのまま走るのは無理だな…
そう思い始めたその時、ここの地名で思い出した。

そうだ、ここは平泉!
この次のインター下りれば車&バイク好きだった従兄弟の家があるじゃないか!

早速連絡を取ってみると運良く従兄弟一家在宅!
ひゃっほー!
ということでお言葉に甘え立ち寄って出来る所まで修理することに。

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約10年ぶりに訪ねた平泉に住む従兄弟の家。
遠くの他人より近くの親戚ってやつだな(ん?逆か?)
こんな訳の分からん理由だけど、
ちょうど盆だし約10年ぶりにおじさんに線香も上げられたし寄れてよかった(笑)などと
しばらく雑談しながら、工具を借りて問題のパーツも取り払うことが出来た。

で、気を取り直して再出発!
時々PAで止まりタイヤを確認しながらも無事に仙台に到着。
トラブルで手ぶらで行ったにもかかわらず、今年も申し訳ないほどの歓迎を受け、
美味しいお酒をたっぷり頂きました(笑)

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今年高校の野球部に入部した甥っ子は高校球児らしくかなり真っ黒。
おいらの周りではイケメンと人気の甥っ子なので、今年も写真を上げておく。
彼の名誉の為に下半身はモザイクを入れて有る(ただのトランクスなんだけどねw)。

8月18日、ついに東京に帰る日だ。
午前9時に甥っ子宅を出発。
天気も快晴で高速道路はとにかく順調な流れだ。
気が付けばあっという間に栃木県で、佐野でランチにラーメンを食べてくらい。
何度か休憩も挟みつつ、折れ曲がったステーのタイヤへの干渉も無く、
なんと午後3時には無事家に到着出来た。

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バイクのトリップメータにはほぼ2110kmという表示。
結構走ったな(笑)。
姪っ子、甥っ子、最東端、最北端、見舞い、キリストの墓、バイクトラブル等々、
盛り沢山な旅。

しっかり夏休み出来ました。

2013年9月1日日曜日

岩手お盆ツーリング・2013(本州最北端編)

8月15日は大人しく車で墓参り&見舞いに終始し、
帰宅後はお盆らしく実家で姪っ子と遊んだりしながらのんびり過ごした。

8月16日はお盆最終日という事もあって、かなり早い時間に起床して、
仏壇の飾り付けの片づけ&最後の墓参り。
で、前々から企んでいた遊びの計画を実行に移す。
それは「本州最北端を目指す!」という計画だ。

午前8時30分にバイクに跨がりいざ北へ向けて出発!
ナビによれば実家から本州最北端の大間崎まではおよそ225kmの距離だ。
大した距離では無いはずなのに4時間を越える予想所要時間が表示されているのは、
恐らくその道中のほとんどが一般道だからだろう。

出発してからしばらくすると、途中予想もしていなかったような大陸的な風景や、
無数の風力発電用の風車郡の立ち並ぶ絶景に遭遇したり。
太平洋から陸奥湾に抜けた後は、ひたすら国道を北上する。
最高時速40km/hの軽トラックが先導する田舎道、これが目的地まで4時間を越える原因か!

出発して約3時間、ついに目の前に津軽海峡が!
その絶景に思わずヘルメットの中で「ひゃっほー!」と声が出た。
なんてったって太平洋、陸奥湾、津軽海峡とこの日見る3つ目の海だしね。

Canon7D+EF24-70mmF2.8L+Photoshop

そしてさらに進む事約1時間。
ついに、ついに目的地の「本州最北端・大間崎」に到着だ!
時計は午後1時半。
何度か休憩も挟んでいるのでやはりナビ通り約4時間は走っていた計算だ。
いやー遠かった(笑)

Canon7D+EF24-70mmF2.8L+Photoshop

目の前には津軽海峡。
本州の最北端。
これ以上北は無いのだ!

Canon7D+EF24-70mmF2.8L+Photoshop

この日の天気はイマイチ。
本来なら説明写真のように北海道が結構大きく(近く)見える筈だけど、
残念ながら霞んでいて北海道を見る事は出来なかった。

Canon7D+EF24-70mmF2.8L+Photoshop

ランチはもちろんマグロでしょ!と思っていたけど人気店はかなりの行列。
仕方がないのですぐに入れそうな誰も並んでいない食堂に入ると、
なんとマグロの丼も定食もすでに売り切れ!

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泣く泣くイカの沖漬け定食をオーダーするも、これがなかなかの美味で
結果ハズレどころか大当たりな感じで非常に満足なランチだった。

往路かなり時間がかかったのを教訓に、
ランチ後すぐに宿を予約していた八戸市へと移動を開始した。
しかし移動開始直後からポツポツの雨が…。
小雨だった雨は1時間ほどで本降りになり、ついには雷が鳴り始め、
遠くでは落雷まであるようだ。

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こちとら体むき出しで走っとるんじゃ!落雷なんてまっぴらゴメンだ!
視界は悪いし、コンビニで雨宿りしたり、ほぼ冠水状態の道路を慎重に通ったりで、
結局往路と同じでなかなかか予定通りに進まない。

ようやく八戸市に入ったのは午後7時過ぎ。
大間崎から約150kmの移動にかかった時間、約4時間…。
もうクタクタだ。
晩飯に軽くラーメンでも食べてすぐ寝ようと思って宿の周りを探してみるも、
食べ物屋さんはまさかの閉店。
旅の晩飯にコンビニで弁当とビールを買うハメになるとは思いもしなかった…。

そして翌朝トラブルは起こる…。

岩手お盆ツーリング・2013(帰京編)へと続く。