2016年11月4日金曜日

調布で零戦

調布周辺を自転車で走っていると、
何やらコンクリートで出来た不思議な建造物を見かけることがあります。

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一体これは何なんだろう?と近づいてみると…

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何と戦時中の零戦を格納していた「掩体壕(えんたいごう)」と呼ばれる壕でした。
戦況が悪化する中、残り少なくなった飛行機を攻撃から守るために作られたもののようです。

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これは調布空港の真横の公園に保存してある「掩体壕」ですが、
公園内にはもう一つ同じものが保存されています。
調布飛行場自体が戦時中は陸軍が使用していた飛行場という歴史もあるので、
納得の設備ですね。

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「掩体壕」の側には、ブロンズで出来たミニチュアが置いてあり、
「飛燕」という戦闘機が格納されていたことがわかります。
いわゆる零戦と呼ばれる機体とは終戦間際ということもあってか、
少しデザインが違う感じですね。

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甲州街道の調布と府中の白糸台にも同じ「掩体壕」が保存されています。
以前は入口だけ塞いで立ち入り禁止にしてほったらかし状態だった記憶がありますが、
最近公園として綺麗に整備されたようです。

掩体壕大沢1号(地図
掩体壕大沢2号(地図
白糸台掩体壕(地図

「飛燕」に関して先日ニュースにもなっていたので、合わせてこちらもどうぞ。
朝日新聞デジタル「川崎重工、戦闘機「飛燕」を修復公開 太平洋戦争中開発

穏やかな気候になる秋、自転車で街の中に点在する歴史に触れるのもいいかもですよ。

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